先週まで行われていたBNPパリバ・オープン(アメリカ/ インディアンウェルズ、ハード)の主催者が女子テニス選手に対する批判的な発言に対し、男子世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)が自身の見解を示し、波紋を呼んでいる。
今回の騒ぎは、BNPパリバ・オープンの大会主催者であるR・ムーア氏が20日に「女子テニス選手は男子テニス選手の活躍に恩恵を受けている」と女子選手を批判する発言をしたことでテニス界を揺るがした。
女子の決勝戦と同日に行われた男子決勝戦で勝利し、大会最多となる5度目の優勝を飾った世界ランク1位のN・ジョコビッチも、今回の件について「女子選手は自分達の力で、その功績を手に入れた。」とWTAの功績を称えていた。
しかし、男子の試合の方が観客動員が多いとし、男子選手へより多くの賞金を出すべきだとする自身の見解も覗かせ「一方では、男子テニスの世界、男子プロテニス協会(ATP)もより多くを求めるべきだと感じている。」
「統計が表すように、男子の試合の方が多くの観客が集まっているのは明らか。それは男子がより多くを得るべき理由の1つに上げられると思っている。」とする持論を展開した。
(STATS - AP)
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