男子テニスのBNPパリバ・オープン男子(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード)は18日、シングルス準々決勝が行われ、第5シードの
錦織圭は第4シードの
R・ナダル(スペイン)に屈し、準決勝進出とはならなかった。また、同日の準々決勝では第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第7シードの
JW・ツォンガ(フランス)を下し、ベスト4が出揃った。
>>BNPパリバ・オープン対戦表<<9度目の対戦となった錦織とナダルの準々決勝。先にブレークした錦織は序盤で主導権を握るも、ナダルの強力なフォアハンドに押され始めて第1セット落とす。第2セットは先にブレークを許し、終盤でブレークバックする粘りを見せるも、4-6, 3-6で準々決勝敗退。今回でナダルとの対戦成績を1勝8敗とした。
錦織は準々決勝で姿を消したが、BNPパリバ・オープンではキャリアハイのベスト8進出を果たした。今後は23日からのマイアミ・オープン男子(アメリカ/マイアミ、ハード)に出場する。
一方、勝利したナダルは準決勝で世界ランク1位のジョコビッチと対戦する。ジョコビッチは準々決勝でツォンガを7-6 (7-2), 7-6 (7-2)のストレートで下しての勝ち上がり。
ジョコビッチとナダルは今回が通算48度目の対戦。過去は24勝23敗とジョコビッチが勝ち越しており、ナダルは現在5連敗中。
マスターズ大会で27度の優勝を誇るナダルだが、現在26勝のジョコビッチが今大会を制すると、優勝回数で追いつかれる。
また、ボトムハーフ(対戦表の下半分)からは第12シードのM・ラオニチと第15シードの
D・ゴファン(ベルギー)がベスト4へ勝ち上がっている。過去の対戦成績はゴファンから1勝0敗。2014年のスイス・インドアで対戦した時にはゴファンが逆転で勝利している。
ゴファンは4回戦で第3シードの
S・ワウリンカ(スイス)を下すと勢いに乗り、準々決勝では第10シードの
M・チリッチ(クロアチア)にストレートで勝利し、マスターズ大会初の4強入りを果たした。また4回戦でワウリンカからあげた勝利は、ゴファンにとってトップ5の選手からあげた初めて勝利だった。
ラオニチは準々決勝で第13シードの
G・モンフィス(フランス)を下して2年連続のベスト4。昨年はナダルを下して準々決勝進出を果たすも、準決勝で
R・フェデラー(スイス)に敗れた。
■関連ニュース■
・錦織 ナダルに完敗・ナダル ズベレフは「将来1位」・ナダルもドーピング? に反論