男子テニスのBNPパリバ・オープン男子(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード)は大会7日目の16日、シングルス4回戦が行われ、マスターズ初優勝を狙う第5シードの
錦織圭、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)らベスト8が出揃った。
>>BNPパリバ・オープン対戦表<<世界ランク6位の錦織は、第9シードの
J・イズナー(アメリカ)と対戦。錦織はイズナーの強烈なサービスを攻略出来ず、トータルで1度もブレークチャンスを掴めなかった。
第1セットはイズナーに2度のブレークを許すも、第2・第3セットでは徹底的に自身のサービスゲームを死守してタイブレークに持ち込み、少ないチャンスを確実にものにして1-6, 7-6 (7-2), 7-6 (7-5)で大会初の8強入りを果たした。
準々決勝では第4シードの
R・ナダル(スペイン)と対戦する。両者は過去に8度顔を合わせており、対戦成績は錦織から1勝7敗。昨年8月のロジャーズ・カップ準々決勝で1度だけナダルに勝利している。
ナダルは、同日の4回戦で世界ランク58位の
A・ズベレフ(ドイツ)と対戦。
この試合、18歳のズベレフに攻め込まれたナダルは第1セットをタイブレークの末に落とすも、第2セットではズベレフに1ゲームも与えない試合を展開しセットカウント1-1に。
第3セットではズベレフにマッチポイントを握られ崖っぷちに立たされるも、ミスが続いたズベレフの隙をついたナダルが怒涛の追い上げを見せて6-7 (8-10), 6-0, 7-5の逆転で勝利した。
第1シードのジョコビッチは第18シードの
F・ロペス(スペイン)を6-3, 6-3のストレートで下しての勝ち上がり。準々決勝では第7シードの
JW・ツォンガ(フランス)と対戦する。ツォンガは同日の4回戦で第11シードの
D・ティエム(オーストリア)を6-3, 6-2のストレートで下して8強入りを決めた。
また、第3シードの
S・ワウリンカ(スイス)は第15シードの
D・ゴファン(ベルギー)に3-6, 7-5, 6-7 (5-7)のフルセットの末に敗れ、ベスト8を前に大会から姿を消した。
その他、第10シードの
M・チリッチ(クロアチア)、第12シードのM・ラオニチ、第13シードの
G・モンフィス(フランス)がベスト8進出を果たしている。
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