女子テニスのBNPパリバ・オープン女子(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード)は13日、シングルス3回戦が行われ、第1シードの
S・ウィリアムズ(アメリカ)が
Y・プチンセワ(カザフスタン)を7-6 (7-2), 6-0のストレートで下し、順当に4回戦へ駒を進めた。
1月に行われた全豪オープンの決勝戦で
A・ケルバー(ドイツ)に敗れて以来、約6週間公式戦から離れていたセリーナは、第1セットで積極的なプレーで攻めてきたプチンセワに29本もの凡ミスを犯すなど、接戦を強いられた。
「ただただコートで何とかリズムを取り戻そうとしていた。スロースタートとなってしまった試合を挽回するために、ベストな状態へ少しでも近付けようと必死だった。早い段階でブレークを許してしまい、その後もなかなかブレークバック出来なかった。必死に戦い続けて、やれることを全部やるだけだった。」
「彼女(プチンセワ)のプレースタイルは、とても良いと感じた。自分のリズムが全く掴めなかった。彼女のようなプレーをする選手とはあまり対戦したことがなかったから、じっくり忍耐強く戦うしかなかった。」
「第1セットでは何度もミスを犯してしまった。いつもは決まるようなショットも、今日はミスばかりになっていた。勝利はしたけど、第1セットでは簡単なミスを連発してしまった。」
セリーナはそんな第1セットを何とかタイブレークへ持ち込んだ。そして、タイブレークを制するとやっと本来のプレーを取り戻し、第2セットでは世界ランク56位のプチンセワをわずか24分で一蹴した。
「集中が高まって、段々いつものようなショットが決まり始めていた。ウィナーを取りにいってもネットへかけたり、アウトしたりとミスばかりだった。本当にほんの少しだけ。それが徐々に決まり始めると、ショットを狙い続ける自信が沸き始めていた。そうなることでリズムが掴めるようになった。」と苦しい試合展開だったことを振り返った。
セリーナは4回戦で、
L・ツレンコ(ウクライナ)との同胞対決を6-4, 6-3で制した予選勝者の
K・ボンダレンコ(ウクライナ)と対戦する。
(STATS - AP)
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