男子テニスツアーのアビエルト・メキシコ・テルセル男子(メキシコ/アカプルコ、ハード)は大会初日の22日、シングルス1回戦が行われ、第2シードの
錦織圭が予選勝者で世界ランク105位の
T・デ=バッカー(オランダ)に6-0, 6-3の完勝で危なげなく初戦突破、さらに2大会連続優勝に向けて好発進した。
>>アカプルコ大会 対戦表<<この試合、ネットに出て果敢に攻めてくるデ=バッカーに対し、世界ランク6位の錦織は横を抜くパッシングショットを決めるなどで第1セットの第1ゲームでいきなりブレークに成功。このセットをわずか23分で先取した。
第2セットに入ってからも錦織の勢いは止まらず、格下のデ=バッカーを圧倒。59分で初戦を突破した。
2回戦では世界ランク43位の
S・クエリー(アメリカ)と同90位の
D・セラ(イスラエル)の勝者と対戦する。
錦織は今月に行われたメンフィス・オープンで大会史上初の4連覇を飾った。これはオープン化以降、同一大会で4連覇を成し遂げた7人目の快挙となった。
昨年のアビエルト・メキシコ・テルセル男子では決勝で
D・フェレール(スペイン)に敗れて準優勝。今年は大会初優勝、さらにメンフィス・オープンに続き2大会連続のタイトル獲得を狙う。
今大会のシード勢が勝ち進んだ場合、錦織は準々決勝で第8シードの
J・シャーディ(フランス)、準決勝では第4シードの
D・ティエム(オーストリア)か第7シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)と対戦する組合せ。
錦織と対戦する可能性があるティエムは、今月のアルゼンチン・オープンで
R・ナダル(スペイン)らを破り優勝、前週のリオ・オープン男子でもフェレールに勝利するなど、現在波に乗っている若手の1人。
その他のシード勢は第1シードがフェレール、第3シードが
M・チリッチ(クロアチア)、第5シードが
B・トミック(オーストラリア)、第6シードが
I・カルロビッチ(クロアチア)となっている。
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