スペイン誌の「SPORT(スポルト)」によると、前週まで行われていたテニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)でベスト8へ進出した世界ランク6位の
D・フェレール(スペイン)は、男子国別対抗戦デビスカップの形式に対して苦言を呈した。
「自分にとって、デビスカップに出場することは多くの労力を必要とする。祖国のために、いつもデビスカップには出たいと思ってはいるが、その形式はちょっと古くさいものになっていて、もう少し選手にとって良いものになるべきだと感じている。」と雑誌のインタビューで語っていた。
加えて、女子国別対抗戦のフェドカップとデビスカップのいずれの監督も兼任している元世界ランク2位のC・マルチネスについても語った。
「コンチータ(マルチネス)は、プロとして最高の人間であり、証明する必要など全くないがスペインのテニス史上でも最高の選手の1人に間違いない。」
そして、今年開催されるリオ五輪へも意欲を見せていた。
2012年のロンドン五輪では
F・ロペス(スペイン)と組み、男子ダブルスで銅メダルを前に敗れたフェレールは「3度目のオリンピック出場へ気分が高まっている。」と語り、メダル獲得に燃えている。
これまで通算26大会で優勝を飾り、650試合もの勝利を飾ったフェレールは、テニスというスポーツにアップダウンは付き物だが、大切なことは常に前を向くことだと信じていると話す。
「負けることには慣れなければならない。なぜなら、優勝しない限り毎週行われる大会では、必ず負けて終わるから。例え負けたとしても、対戦相手への尊敬の気持ちは自分に対してもそうだが、とても大切なこと。もちろん勝った時も同じさ。」とフェレールは語った。
そして、最後に将来についても「きっと、これまでの人生で多くの物を自分へ与えてくれたテニスというスポーツに関わり続けるのは確かなこと。」と加えていた。
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