テニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/ メルボルン、ハード)は26日、男子シングルス準々決勝が行われ、
T・ベルディヒ(チェコ共和国)を7-6 (7-4), 6-2, 6-4のストレートで下してベスト4進出を果たした第3シードの
R・フェデラー(スイス)が、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)との準決勝に向けて意気込みを語った。
>>全豪オープン対戦表<<今回の準決勝は、単に数字だけのことではない。両者にとって歴史を塗り替えるかもしれない大切な対戦になることでも興味を注がれている。
グランドスラム最多17度の優勝を誇るフェデラーにとって、絶頂期はまだ過去のものではないと証明する機会にもなるだろう。34歳のフェデラーは、確実にテニス人生の終盤を迎えている。
ジョコビッチ時代である現在でも、グランドスラムでもう一度タイトルを獲得する意味を問われたフェデラーは「間違いなく、多くの意味を持つものになるだろう。なぜ未だに現役を続けているかという理由の一部でもある。世界のトップレベルで戦えていると感じているし、男子テニス・ツアーにいる全ての選手を倒すことが出来ると思っている。」と答えていた。
それはまさしく正しいものであるが、これまでのグランドスラム決勝戦で問題を抱えていた。2012年のウィンブルドン以降グランドスラムの優勝から遠ざかっているフェデラーだが、何度もその優勝に手が届きそうになっていた。2014年と2015年のウィンブルドン、そして2015年の全米オープンが準優勝だったフェデラーは、いずれもジョコビッチに屈している。
(STATS - AP)
>>WOWOWで全豪オープン実況中!吉崎仁康氏による現地レポート<<
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