テニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)は26日、女子シングルス準々決勝が行われ、第1シードで世界ランク1位の
S・ウィリアムズ(アメリカ)が第5シードの
M・シャラポワ(ロシア)を6-4, 6-1のストレートで下し、2年連続のベスト4進出を果たした。
>>全豪オープン対戦表<<昨年の決勝と同カードとなったこの試合、第1ゲームでミスを重ねた女王セリーナはいきなりブレークされるも、第4ゲームでブレークバックに成功。その後、サービスで今大会最速の202キロを記録するなど、ブレークを許さず第1セットを先取する。
第2セットからセリーナの勢いは更に加速し、ファーストサービスが入った時に80パーセントの高い確率でポイントを獲得、1時間32分で準決勝進出を決めた。
セリーナはシャラポワとの対戦成績を19勝2敗とした。また、シャラポワに対して11年間負けておらず、今回で18連勝となった。
準決勝では第4シードの
A・ラドワンスカ(ポーランド)と対戦する。セリーナはラドワンスカに1度も負けたことがなく現在8連勝中で、落としたセット数もわずか1セットと圧倒している。
昨年、セリーナは全米オープンで1年に四大大会全てを制する年間グランドスラムをかけて臨むも、準決勝で当時世界ランク43位の
R・ビンチ(イタリア)にまさかの敗戦を喫し、偉業達成を逃していた。
現在34歳のセリーナは今大会で優勝すると、自身の持つ最年長優勝記録を更新することになる。
一方、敗れたシャラポワはセカンドサービスで思い切ったサービスを打つ作戦に出るも実らず、7本のダブルフォルトを犯すなど精細を欠き、連敗を止めることは出来なかった。
今大会は1回戦で世界ランク56位の
日比野菜緒、2回戦で同105位の
A・サスノビッチ(ベラルーシ)、3回戦で同103位の
L・デイビス(アメリカ)、4回戦で第12シードの
B・ベンチッチ(スイス)を下しての勝ち上がりだった。
>>WOWOWで全豪オープン実況中!吉崎仁康氏による現地レポート<<
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