テニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/ メルボルン、ハード)は23日、男子シングルス3回戦が行われ、第13シードのM・ラオニチが第21シードの
V・トロイキ(セルビア)を6-2, 6-3, 6-4のストレートで破り、4回戦へ駒を進めた。ラオニチはこの勝利を地元カナダで起きた銃乱射事件の被害者へ捧げると語った。
>>全豪オープン対戦表<<カナダの中部にある先住民が多く居住するサスカチワン州ラロシュの高校に銃を持った男が押し入り発砲。4人が死亡し、少なくとも2人が負傷する事態となっていた。
「今日、コートに立つ前に地元で辛い出来事があった。とても小さなコミュニティの高校で銃撃事件が起きてしまった。だから、そのコミュニティや家族、生徒達や学校関係者へ想いを送る時間が欲しいし、祈りを捧げたい。」と語るラオニチの言葉は、時折震えていた。
「今日の勝利をそのコミュニティへ捧げます。そして1日も早い回復を願っています。カナダ全土、そして世界が見方についています。」とラオニチは語った。
(STATS - AP)
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