18日から開幕するテニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/ メルボルン、ハード)の男子シングルスで2連覇を狙う第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が17日の会見で、記者達へチョコレートを配った。これは毎年の恒例となっている。
オープン化以降最多優勝となる5度の優勝を誇るジョコビッチは「ヘルシーなエネルギー・ボールさ。甘いけど、とても美味しい。きっと皆も気に入ってくれると思う。」と語り、記者達へチョコレートを配る恒例行事を行った。
食事には細心の注意を払っているジョコビッチ。そのチョコレートも食事には合っていると言う。食事のおかげで、変化の激しいメルボルンの天気にも対応出来るようになったと語る。メルボルンの天気は、熱波に見舞われたかと思うと肌寒い日、さらに激しい風が吹く時もある。
「毎日のように口にしている。色々なスーパーフード。ナッツや植物性ミルクに、カカオなど。本当にヘルシーなものばかり。」と語るが、ジョコビッチの好調さを見るとそれが有効に働いているのが分かる。
ジョコビッチが初めてグランドスラム優勝を飾ったのは2008年の全豪オープンで、キャリア序盤ではメルボルンの暑さに苦しむことが多かった。しかし、今ではそんな天候やコートの状態などにもしっかり適応しているのが、昨年の成績にも表れている。年間4度行われるグランドスラムでも1度しか負けていない。それは全仏オープンの決勝戦のみ。
「疑いもなく人生の最高のシーズンで最高の1年だった。コートに立っていたどの瞬間も楽しんでいた。もちろん、その自信と昨年見せた高いレベルのテニスを今季へと持ち越せるように努めている。特にシーズン終盤の流れを新しいシーズンへとね。」
「シーズン開幕直後のドーハでは、とても良い形で過ごせた。しっかりと準備も出来て、課題もしっかり取り組む時間も持って、十分な基礎も作れた。」とジョコビッチは現状を語っていた。
ドーハの決勝戦でジョコビッチに敗退した14度のグランドスラム優勝を誇る
R・ナダル(スペイン)はジョコビッチのプレーを「ほぼ完璧」と話した。グランドスラム史上最多17度のタイトルを獲得している
R・フェデラー(スイス)も、明らかにジョコビッチが優勝候補筆頭であると述べていた。
(STATS - AP)
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