テニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)は14日、女子シングルス予選1回戦が行われ、世界ランク145位の
大坂なおみ(日本)が同186位の
加藤未唯(日本)との日本人対決を6-0, 6-3のストレートで制し、本戦初出場まであと2勝とした。
この試合、大坂は自身の武器であるファーストサービスが入った時に73パーセントの確率でポイントを獲得。加藤に1度もブレークチャンスを与えず、わずか55分で勝利した。
予選は、3試合勝ち抜くと本戦への出場権獲得となる。
現在18歳の大坂はハイチ出身の父親と日本人の母親とのハーフで、恵まれた体格から「和製セリーナ」との声も高い。身長180センチを活かした高速サービスが持ち味で、その速さは時速200キロまで及ぶ。
同日に行われた試合では、世界ランク189位の
桑田寛子(日本)が
S・ソレル=エスピノーサ(スペイン)を6-3, 6-7, 12-10のフルセットの末に下している。同156位の
尾崎里紗(日本)は予選第10シードの
P・パルメンティエ(フランス)に6-3, 6-2のストレートで勝利した。
日比万葉(日本)は世界ランク198位のJ・ボズラップ(アメリカ)、
江口実沙(日本)は予選第1シードで同101位の
ワン・チャン(中国)、
穂積絵莉(日本)は予選第16シードで同128位の
J・グラスコ(イスラエル)に敗れ、予選1回戦敗退となった。
また、世界ランク182位の
クルム伊達公子(日本)は同165位の
A・ヘッセ(フランス)に敗れ、8年連続の本戦出場とはならなかった。
日比野菜緒(日本)、
土居美咲(日本)、
奈良くるみ(日本)は本戦からの出場となる。
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