男子テニスツアーのASBクラシック(ニュージーランド/オークランド、ハード)は13日、シングルス2回戦が行われ、第5シードの
B・ペール(フランス)は世界ランク54位の
L・ロソル(チェコ共和国)に4-6, 6-7 (5-7)のストレートで敗れ、ベスト8進出とはならなかった。
この試合、2度のブレークチャンスを活かすことが出来なかったペールは、第1セットを先取される。第2セットに入っても試合の流れを掴むことが出来ず、タイブレークまでもつれた末にこのセットを落とし、1時間19分で2回戦敗退となった。
両者は今回が通算4度目の対戦で、ペールはロソルとの対戦成績を2勝2敗した。前週のチェンナイ・オープン2回戦でも顔を合わせおり、その時はペールがロソルをストレートで下してベスト4まで勝ち進んでいた。
ペールは左膝の怪我の影響により、昨年2月に世界ランキングを149位まで落とした。しかし、下部大会で結果を残して徐々に調子を取り戻し、7月のスウェーデン・オープンではツアー初優勝。その後も全米オープン初戦で
錦織圭(日本)を破る金星をあげ、グランドスラム初のベスト16へ進出した。
さらに楽天ジャパン・オープン準決勝では再び錦織を下す活躍を見せ、現在の世界ランキングは自己最高の18位を記録。
一方、勝利したロソルは準々決勝で第1シードの
D・フェレール(スペイン)と対戦する。両者はこれまでに5度対戦し、いずれもフェレールが勝利している。
今大会は第1シードがフェレール、第2シードは
JW・ツォンガ(フランス)、第3シードは
J・イズナー(アメリカ)、第4シードは
K・アンダーソン(南アフリカ)。上位4シードは1回戦免除。同日行われた試合では、それぞれ2回戦を突破してベスト8進出を果たしている。
また、この大会は18日から開幕する全豪オープンの前哨戦。昨年は
J・ヴェセリ(チェコ共和国)が
A・マンナリノ(フランス)を決勝で破りツアー初優勝。しかし、今大会では初戦敗退を喫し、既に姿を消している。
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