女子テニスツアーのモーリラ・ホバート国際(オーストラリア/ホバート、ハード)は8日、シングルス予選1回戦が行われ、世界ランク144位の
大坂なおみ(日本)が予選第1シードで同74位の
T・マリア(ドイツ)を7-5, 6-7 (6-8), 6-3のフルセットで下し、予選2回戦進出を決めた。
この試合、第1セットを先取した大坂は、第2セットをタイブレークに末に落としてセットカウント1-1とされ、試合の流れはマリアに傾いたかと思われた。
しかし、ファイナルセットで大坂が2度のブレークに成功して2時間12分で勝利した。試合をとして自身の持ち味であるサービスで7本のエースを奪うが、7本のダブルフォルトを犯していた。
予選2回戦では世界ランク170位のY・ボナバンチュール(ベルギー)と対戦する。
現在18歳の大坂はハイチ出身の父親と日本人の母親とのハーフで、恵まれた体格から「和製セリーナ」との声も高い。身長180センチを活かした高速サービスが持ち味で、その速さは時速200キロまで及ぶ。
2015年はタイトル獲得とはならなかったものの、ダンロップ・ワールド・チャレンジ女子でベスト4進出を果たし、その後の世界ランキングでは自己最高位の143位を記録した。
また同日の予選に日本勢から
奈良くるみ(日本)と
二宮真琴(日本)が臨んでおり、予選第3シードの奈良はS・トロモ(スペイン)をストレートで下して予選2回戦進出を決めている。
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