11月27日から29日にかけて行われる男子テニスの国別対抗戦デビスカップ決勝戦は、イギリスとベルギーによって優勝を争われるが、予定通りベルギーのヘントで開催されると、国際テニス連盟であるITFが23日に発表した。
今月13日にフランスのパリで起きた大規模なテロ事件を受けて、警戒レベルが最高水準へと引き上げられている首都のブリュッセルから約56キロ離れているヘントへ予定より1日遅れてイギリス・チームは23日に向かった。
「ITFとベルギー・テニス連盟は、関係者や危機評価、セキュリティ・アドバイザーなどと協議の結果、ベルギーの現状、特にヘントを詳しくモニタリングしている。」とする声明をITFは発表している。
「現時点では、既に発表している試合予定時間に変更はない。それぞれのチーム、観客、メディア、会場で働く全てのスタッフの安全性を確立するために、出来る限りのステップを踏んでいる。」と加えていた。
追加されたセキュリティ対策として、1万3,000人収容のフランダース・エクスポのインドア・クレーコートには、バッグの持ち込みを禁止する処置も取られている。
エースの
A・マレー(英国)率いるイギリスは、37年ぶりとなるデビスカップ決勝戦に臨み、1936年以来となる優勝を狙っている。
(STATS - AP)
■関連ニュース■
・マレー テロ事件でデ杯に危機感・マレー デ杯決勝「自信ある」・34年ぶり快挙に導いたマレー