男子テニスツアーの下部大会である兵庫ノア・チャレンジャー(日本/兵庫、ハード)は15日、シングルス決勝が行われ、第4シードの
ダニエル太郎が第1シードのJ・ミルマン(オーストラリア)に1-6, 3-6のストレートで敗れ、大会の初代優勝者とはならなかった。
この試合、第1セットはミルマンに押される一方的な展開となった。第2ゲームで早くもブレークを許してしまったダニエル太郎は、粘り強くラリーを展開し第6ゲームでようやくサービスキープに成功するも、第7ゲームをミルマンにキープされてこのセットを落とす。
第2セットでもミルマンに4度のブレークを許したダニエル太郎は、2度のブレークバックに成功するも自身の流れを掴めないまま敗れることとなった。
両者は今回が2度目の対戦。今年8月のコメリカバンク・チャレンジャーで1度だけ対戦しており、その時もミルマンがストレートで勝利。ダニエル太郎は今回リベンジを果たすことは出来なかった。
22歳のダニエル太郎は今大会、1回戦で主催者推薦で出場の
吉備雄也、2回戦で今回ダブルスペアの
A・クドリャフツェフ(ロシア)、準々決勝で世界ランク226位の
S・ロバート(フランス)、前日の準決勝では第6シードの
K・クラフチュク(ロシア)を下しての勝ち上がりだった。
今年4月のヴェルチェッリ・チャレンジャーで初優勝を飾り、その後のフランケン・チャレンジでもタイトルを獲得。今回は今季3度目の優勝を狙うも準優勝に終わった。
国別対抗戦デビスカップ ワールドグループ入れ替え戦(プレーオフ)日本対コロンビア戦では、ダニエル太郎がシングルスで勝利したことにより、ワールドグループ残留を決める活躍を見せた。
優勝した第1シードのJ・ミルマン
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