今季の大会獲得ポイント上位8名のみが出場する男子テニスツアーのATPワールドツアー・ファイナル(イギリス/ロンドン、ハード)に、2年連続の出場が確定した世界ランク6位の
錦織圭(日本)が自身のブログを更新し、先日のアジアシーズンと最終戦への意気込みを綴った。
>>パリ・マスターズ対戦表<<今年の上海マスターズでは3回戦で
K・アンダーソン(南アフリカ)に敗れ、昨年に続きまたも早期敗退。
その後は現在行われているスイス・インドアに出場予定だったが、肩の負傷から欠場した。
「上海の後は少し肩を痛めていたのもあり少しずつ練習を開始しました。シーズンの後半でもあり、体のダメージは溜まっているのかもしれません。なのでパリとロンドンのことを考えバーゼルはやめることにしました。」と、先を見据えての欠場だったと明かした。
続けて「アジアの2大会では結果こそ去年のようにはいきませんでしたが、得たものは大きかったと思います。」と、昨年好成績を残したアジアシーズンに比べて結果は残せなかったものの、前向きに捉えている。
「特に上海で負けた試合。久しぶりに思いっきりプレーできた気がします。負けたのにすがすがしい気持ちでした。プレーは100点なわけではなかったのですが、伸びる球がいつも以上に打ててた思います。」と敗戦ながらも手応えを感じていた。
上海マスターズの前に行われた楽天ジャパン・オープンでは、大会2連覇を狙って出場するも、準決勝で
B・ペール(フランス)に逆転を許して全米オープンに続き、またも敗戦を喫していた。
「日本では勝ちたい気持ちが強すぎてなんか大変でした。気持ち的に。もうちょっとリラックスして望まないとだめですね。気持ちが今年は強すぎました。少し反省。」と、日本での勝利に対しての気持ちが強かったと明かした錦織。
最後に「ロンドンも今日決まったので残り2大会頑張ります!今週の試合は火曜か、水曜日からです!」と最終戦へ向け意気込みを綴った。
残る出場枠は2つだった最終戦に、錦織は先日までまだ出場が確定していなかった。しかし、現在行われているスイス・インドア準決勝で
R・ガスケ(フランス)が
R・ナダル(スペイン)に敗れたことにより、2年連続となるツアーファイナルの出場権を手にした。
今後は2日から行われるパリ・マスターズに第6シードとして出場し、初戦となる2回戦で
J・シャーディ(フランス)と主催者推薦枠で出場の
L・プイユ(フランス)の勝者と対戦する。
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