男子テニスツアーのバレンシア・オープン(スペイン/バレンシア、ハード)は27日、シングルス1回戦が行われ、予選勝ち上がりの
ダニエル太郎(日本)は同じく予選勝者の
M・プルジシーズニー(ポーランド)を4-6, 7-6 (7-2), 6-3の逆転で勝利し、2回戦進出を決めた。
この試合、ダニエル太郎はファーストサービスが入った時のポイント獲得率が43パーセントと低く、プルジシーズニーに2度ブレークされて第1セットを落とす。
サービスの調子を上げたダニエル太郎は、第2セットのタイブレークをものにすると、その勢いで第3セットで2度のブレークに成功。2時間17分で逆転勝利をおさめた。
2回戦では第6シードの
G・ガルシア=ロペス(スペイン)と対戦する。
22歳のダニエル太郎は、今大会の予選で3試合勝ち抜いて大会初の本戦入りを決めた。今回のATPツアー本戦での勝利は今季初で、昨年2月にツアー初のベスト8進出を果たしたロイヤル・ガード・オープン・チリ以来となる。
9月の国別対抗戦デビスカップ ワールドグループ入れ替え戦(プレーオフ)日本対コロンビア戦では日本代表として出場。初日のシングルスは敗れたが、最終日のシングルスで勝利をあげ、ワールドグループ残留を決めて日本の救世主となった。
今季はチャレンジャー大会で2度タイトルを獲得しており、世界ランキングも今年8月に自己最高位となる108位を記録している。
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