男子テニスツアーのエルステ・バンク・オープン(オーストリア/ウィーン、ハード)は22日、シングルス2回戦が行われ、第4シードの
JW・ツォンガ(フランス)は
L・ロソル(チェコ共和国)に4-6, 6-3, 1-6のフルセットで敗れ、上位進出を阻まれると同時に、男子ツアー最終戦への可能性がわずかとなった。
今季獲得ポイントの上位8選手にしか出場権が与えられないツアー最終戦のATPワールドツアー・ファイナル。それに向けての「RACE TO LONDON」(最終戦出場ランキング)でツォンガは今大会前に9位へと上昇させており、最終戦への残る2枠を同7位の
錦織圭(日本)、同8位の
D・フェレール(スペイン)と争う形となっていた。
しかし、ツォンガは錦織やフェレールとの差が約1,000ポイントあるため、ツォンガは出場大会全てで好成績が必要だった。
2011年にエルステ・バンク・オープンを制しているツォンガは、対ロソル戦のこれまでの対戦全てでストレート勝利していたが、この日は最終戦への思いからくる緊張か、勝敗を決める第3セットではわずか1ゲームしか奪えず初の敗戦を喫していた。
一方、勝利したロソルは準々決勝で
G・モンフィス(フランス)と対戦する。モンフィスは、同日の2回戦で
P・ロレンジ(イタリア)を6-4, 6-4のストレートで下しての勝ち上がり。
(STATS - AP)
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