テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は7日、女子シングルス4回戦が行われ、第2シードの
S・ハレプ(ルーマニア)が第24シードの
S・リシキ(ドイツ)を逆転で下して大会初のベスト8進出を果たした。また大会8日目が終了し、ハレプを含む8強が出揃った。
>>全米オープン対戦表<<この試合、タイブレークの末に第1セットを落として追い込まれたハレプは、リシキの強打に苦しむも1セットオールに。その後、ミスが増え始めたリシキに対して攻めの姿勢を崩さなかったハレプは、第3セットでリシキに1度もブレークを許さない試合を展開し、2時間38分で勝利した。
最後リシキのバックハンドがアウトして勝利が決まった瞬間、ハレプで両手を力強くガッツポーズをして喜びを表現していた。
グランドスラムでは2014年の全仏オープン準優勝が自己最高成績のハレプ。その時は決勝で
M・シャラポワ(ロシア)に敗れた。現在世界ランク2位に位置しているが未だ四大大会のタイトル獲得には至っていない。
準々決勝では、第20シードの
V・アザレンカ(ベラルーシ)と対戦する。
元世界ランク1位のアザレンカは、3回戦で第11シードの
A・ケルバー(ドイツ)を2時間51分のフルセットの末に下し、4回戦では
V・レプシェンコ(アメリカ)にストレートで勝利した。
全米オープンでは、2012・2013年と2年連続で決勝進出を果たすが、いずれも
S・ウィリアムズ(アメリカ)に敗れて準優勝となっている。グランドスラムでは、全豪オープンで2度の優勝を誇る。
同日の4回戦では、第5シードの
P・クヴィトバ(チェコ共和国)が
J・コンタ(英国)をストレートで下して大会初の8強入りを決めた。クヴィトバは、今大会前哨戦であるコネチカット・オープンで
L・サファロバ(チェコ共和国)を下して優勝を飾っている。
準々決勝では、第26シードの
F・ペネッタ(イタリア)と顔を合わせる。
33歳のぺネッタは、3回戦で
P・ツェトコフサ(チェコ共和国)、4回戦で第22シードの
S・ストーサー(オーストラリア)を下しての勝ち上がり。3年連続でベスト8進出を果たした。
現在世界ランク26位のペネッタは、シングルスで2009年8月に記録した10位が自己最高位。ダブルスでは2011年に世界ランク1位まで上り詰めた。
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