テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は4日、男子シングルス3回戦が行われ、第32シードの
F・フォニュイーニ(イタリア)が大会2年ぶり3度目の優勝を狙っていた第8シードの
R・ナダル(スペイン)を3-6, 4-6, 6-4, 6-3, 6-4の大逆転勝利をおさめ、大会初の4回戦進出を果たした。試合後、フォニュイーニは「とてもタフな試合だった」と、振り返った。
>>全米オープン対戦表<<WOWOWの中継で、試合後に「ラファ(ナダル)と対戦するのは大変だ。本当に信じられない。」と語ったフォニュイーニ。
この試合、第3セットから調子を上げてきたフォニュイーニは、バックハンドのダウンザラインやフォアハンドのウィナーなどキレのあるプレーが決まり始め、2セット連取に成功し勝敗をファイナルセットへ持ち込んだ。
「ラファは世界でベストプレーヤー。ゲームに集中して両者にとっても難しい試合だった。いろんなことを考えた。」とフォニュイーニが語るように、最後の数ゲームは息をのむような激戦が繰り広げられ、どちらが勝ってもおかしくない内容だった。
その白熱した試合展開の中で、ナダルのミスが増えたところを見逃さなかったフォニュイーニは、自身のプレーを徹底しナダルを振り切って勝利した。
「自分のパフォーマンスには満足している。この大きなスタジアムでプレー出来て良かった。どうやってこの幸せを表現しようか、その表現はできない。」と、元世界ランク1位のナダルに勝利した喜びを語っていた。
フォニュイーニは今季のナダル戦の対戦成績を3勝1敗とした。
最後に「今はもうとにかく早く帰って眠りたい。そして、次の試合に備えたい。」と話したフォニュイーニは、4回戦で第18シードの
F・ロペス(スペイン)と対戦する。
(引用元WOWOW)
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