- 国内最大の総合テニス専門サイト テニス365 - 錦織圭、フェデラー、ナダル、ジョコビッチなどテニスニュース満載。全豪オープン、ウィンブルドン、全仏オープン、全米オープンなどテニス大会特集も!

- 国内最大の総合テニス専門サイト -

HOMEニュースTOP今日のニュース(一覧)今日のニュース(詳細)

試合中の辛い胸のうち明かす

テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は大会初日の31日、男子シングルス1回戦が行われ、今大会を最後に現役生活にピリオドを打つM・フィッシュ(アメリカ)がM・チェッキナトを6-7 (5-7), 6-3, 6-1, 6-3の逆転で下した。

>>全米オープン対戦表<<

試合後フィッシュは、試合中「きっと自分は大丈夫。全て大丈夫。みんなもきっと大丈夫さ。」と心の中で思いながら戦っていたことを明かしていた。

フィッシュは極度の不安障害を投薬治療や心理療法などで戦ってきた。それは彼のテニス人生さえ脅かすものだった。今年の夏に復帰したフィッシュは、引退へ向けて最後のツアーを行っていた。そして、彼が公言した最後の舞台で大会会場であるフラッシング・メドーを訪れ、この日試合に臨んでいた。

「自分の中で色々語りかけていた。」とフィッシュは、試合中の気持ちを明かした。「これまでのさまざまな経験やエピソードや苦しみ、そしてここまで行ってきた多くの治療や激しい練習などから学んできたものから出ていた。3年前、あれは本当に辛かった。そこから長い日々だった。」

「この試合が最後の試合だと、勝つまで思って戦っていた。次の試合が最後かも知れない。」そう語るフィッシュは、2回戦で第18シードのF・ロペス(スペイン)と対戦する。

2012年9月の全米オープン、フィッシュは4回戦でR・フェデラー(スイス)との試合を前に棄権を強いられた。それは激しい発作からだった。自己最高位の世界ランク7位を記録し、グランドスラムでも3度のベスト8入りをしているフィッシュは、それ以降ツアー離脱を余儀なくされた。

「またこうしてここへ戻って来れてとても嬉しく思う。」と、33歳のフィッシュは2時間52分でチェッキナトを下した直後のオンコート・インタビューで語った。

その試合は、もっと早く終われたかも知れなかった。第1セットをゲームカウント5ー4とリードしたフィッシュは、続く自身のサービスでも30ー0とリードしていた。しかしそこからミスを連発してしまったフィッシュは、そのゲームをブレークされると、そのセットをタイブレークの末にチェッキナトに先取されてしまった。

「全てを受け入れて、この大会の全てを楽しみたいと思う。本当に素晴らしいから。でも時には難しくもなる。つまり、3時間に及ぶ試合をしていなかったんだ。2012年以来ね。練習でも3時間もボールを打っていなかった。時計を見たときは、ちょっと心配になったよ。“こんなに長く耐えられるか”ってね。それが悪循環になって雪だるまのように膨れ上がって、また発作に繋がるんじゃないかってね。」とフィッシュは素直な心境を語っていた。

しかしフィッシュは、そんな不安を何とか払拭し、チェッキナトを退けた。これでチェッキナトは、ツアーレベルの試合では0勝7敗となってしまった。

「勝ちきることが出来た。良いプレーをしていたのは分かっていた。ただ試合が経過して行くだけの問題だった。体は持ちこたえられるか?自分自身も大丈夫か?とかね。こんな状況の中で、ここにいる選手達は全く心配することのないようなことなど、自分はたくさんのことが心配だったんだ。」とフィッシュは辛い胸のうちを明かしていた。

2000年にプロになったフィッシュは、シングルスで6度、ダブルスでも8度のツアー優勝を飾り、2004年のアテネ五輪では銀メダルを獲得していた。そしてそれは2012年3月に突然襲ってきた。深夜フィッシュは、激しい鼓動に襲われたのだった。その後6月に復帰したフィッシュは、その年の全米オープンでの悪夢の日までツアーを続けていた。

2013年は10試合を戦ったフィッシュ。そしてそれから約1年半の間、ツアーから離れることとなった。

フィッシュはこの精神的な病を公で語るには2つの理由があると言う。1つは自分自身のため。もう1つは、同じような病に悩んでいる人達のためだと言う。

「レベルはさまざまだが、ロッカールームにも似たような問題を抱えている選手が数多くいる。ある男子選手や女子選手と、プライベートで話をしたことがある。彼等はカメラなどがある所でその話をするのは、気持ちの良いものとは感じてはいないと思う。」と、心の病を抱えた人の気持ちを語っていた。

(STATS - AP)

アディダス

アディダス


■関連ニュース■ 

・フェデラーら 引退惜しむ声
・元世界7位フィッシュが復帰
・シード敗退は錦織とモンフィス
(2015年9月1日19時17分)

Facebookでニュースコメントを投稿

>> テニス365公式Facebookページ
その他のニュース

4月27日

【速報中】ナダルvsデ ミノー (23時00分)

シナー 69分圧勝で初戦突破 (22時38分)

好調チチパス 予選勝者に屈し初戦敗退 (20時47分)

柴原瑛菜が本玉真唯を破り決勝へ (19時26分)

清水/トゥロター組がCH制覇 (18時46分)

シャポ3回戦進出 ズベレフ戦へ (17時32分)

世界8位 4連敗からようやく脱出 (13時34分)

19歳 疑惑のポイントに痛烈皮肉 (11時44分)

勢い止まらず14連勝! (10時36分)

ズベレフ 苦手意識ある相手撃破 (9時18分)

ナダルとアルカラス 五輪でペア結成へ (8時15分)

アルカラス 3連覇へ好発進 (6時47分)

ダニエル太郎 逆転負けで2回戦敗退 (5時33分)

4月26日

運も味方に 昨年女王が接戦制す (22時45分)

本玉真唯と柴原瑛菜が4強 (21時45分)

新たなMS開催報道をATPが否定 (19時54分)

全仏OP賞金総額が過去最高90億円に (19時01分)

「優勝は大きな意味」女王が初戦突破 (18時02分)

現役選手で4人目の1000試合到達 (17時01分)

17歳新星が逆転勝ちでMS初白星 (16時03分)

“ダブルベーグル”の圧勝劇 ガウフが3回戦へ (12時20分)

西岡は「僕を苦しめる」オジェが逆転で初戦突破 (11時04分)

ナダル「全ての瞬間を楽しもう」 (10時03分)

大坂撃破「彼女は素晴らしかった」 (8時28分)

ナダル 21歳年下に完勝で初戦突破 (7時20分)

4月25日

大坂なおみ 激闘の末2回戦敗退 (23時14分)

【1ポイント速報】大坂なおみvsサムソノヴァ (21時40分)

柴原瑛菜ら日本勢3選手が8強 (21時04分)

西岡良仁 マドリッドOP初戦敗退 (20時36分)

【1ポイント速報】西岡良仁vsオジェアリアシム (18時05分)

大坂なおみ 2回戦相手は直近3連敗中 (17時54分)

東京五輪金の元世界4位が出産発表 (16時46分)

強烈サーブもラケットすっぽ抜け (15時24分)

19歳シャン 4時間死闘制す「人生最長の試合」 (12時19分)

日比野菜緒 マドリッドOP初戦敗退 (11時02分)

小田凱人が書籍発売 (10時04分)

ナダル 満身創痍の復帰「体の限界がある」 (8時04分)

大坂「クレーで優勝したい」 (7時11分)

4月24日

本玉真唯ら 日本勢5名が初戦突破 (22時51分)

大坂なおみ 初戦突破 クレー2年ぶり白星 (21時52分)

【1ポイント速報】大坂なおみ マドリッドOP1回戦 (20時38分)

ダニエル太郎 熱戦制し初戦突破 (20時36分)

【1ポイント速報】ダニエルvsブキッチ (18時40分)

大坂なおみ 初戦の相手ミネンとは? (18時36分)

ディアドラ 80年代/90年代イメージの新作入荷 (15時54分)

引退の元世界1位に多くの惜別の声 (15時35分)

メド、クレーに自信も勝敗は「五分五分」 (14時25分)

シナー「自分に重圧かけたくない」 (11時10分)

アルカラス「ラファと決勝戦えたら最高」 (10時09分)

望月 マドリッドOP本戦入りならず (8時21分)

←ニューストップへ
←前のページに戻る
ウインザーラケットショップ

>>動画をもっと見る<<




テニスの総合ポータルサイトテニス365
テニスのことならテニス365へ。テニスの総合ポータルサイトテニス365はテニス用品の通販やテニスニュースからテニスコート、テニススクールなどのテニス施設を探す方まで、便利なテニスの総合ポータルサイト、テニス情報の検索サイトです。プレイスタイルやテニス歴など、テニス用品を様々な角度から探すこともできます。テニスの総合ポータルサイトをお探しなら、テニスニュースやテニス施設の情報が豊富なテニスの総合ポータルサイトのテニス365をお使いください。テニスの総合ポータルサイトのテニス365であなたのテニスをもっと楽しく!