ダンロップ全日本ジュニアテニス選手権は17日、18歳以下男子シングルス決勝が行われ、第6シードの
小林雅哉(日本)(関東/グリーンテニスプラザ)が第2シードの
綿貫陽介(日本)(関東・グローバルプロテニスアカデミー)を6-4, 3-6, 6-2のフルセットで下し、優勝を飾った。
決勝戦、第1セット序盤で小林はリードを許すもミスを重ねる綿貫の隙をつき、鋭いショットと緩いボールを織り交ぜるテニスで、このセットを先取する。
第2セットは失速してしまいセットカウント1-1とするも、ファイナルセットの第1・3ゲームでブレークに成功して勢いに乗る。第4ゲーム 0-15の時点で雨により中断、再開後は綿貫にブレークされるも、最後は小林がバックハンドボレーを決めてゲームセットとなった。
小林は、今年のインターハイ(平成27年度全国高等学校総合体育大会)個人戦シングルスに第1シードで出場するも4回戦で敗れて悔しい想いをしていた。
今大会では準々決勝で第4シードの
徳田廉大(日本)(関東/荏原SSC)、準決勝では第1シードの
山崎純平(日本)をそれぞれストレートで破り、綿貫との決勝へ駒を進めていた。唯一セットを落としたのは安上昂志(九州/柳川高)との2回戦のみ。
一方、準優勝の綿貫は準決勝で昨年優勝を飾った第3シードの
高橋悠介(日本)(関東/荏原SSC)にストレートで勝利し、決勝へ進出していた。
綿貫は、
綿貫敬介(日本)、
綿貫裕介(日本)の3兄弟の末っ子として知られており、ITFジュニアランキングでは現在40位。このランキングで日本最高位は
サンティラン晶(日本)の8位となっている。
ダンロップ全日本ジュニアテニス選手権18歳以下男子シングルスの歴代優勝者は、現在 世界で活躍しており2006年は
杉田祐一(日本)、2008年は
守屋宏紀(日本)が優勝を飾った。
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