男子テニスツアーのシティ・オープン(アメリカ/ワシントンDC、ハード)は5日、シングルス2回戦が行われ、第1シードの
A・マレー(英国)が世界ランク53位の
T・ガバシュビリ(ロシア)に4-6, 6-4, 6-7 (4-7)とフルセットの末に敗れ、2013年のローマ・マスターズ以来で約2年ぶりの初戦敗退を喫した。
両者は今回が2度目の対戦で、マレーとガバシュビリの対戦成績は1勝1敗となった。
この試合、マレーはガバシュビリに11本ものサービスエースを決められ、ファーストサービスが入った時に86パーセントと高い確率でポイントを取られた。
マレーはこの試合で23本ものウィナーを決めたが、ガバシュビリにそれを上回る30本のウィナーを決められた。
第1セットを落とし、第2セットの第9ゲームでブレークに成功してセットカウント1-1としたマレーは、第3セットで先にリードしていた。
マレーのサービング・フォー・ザ・マッチとなった第10ゲームでブレークバックを許してしまい、その後タイブレークへと持ち込まれる。最後は、ガバシュビリの角度ある逆クロスのショットを返しきれず、2時間42分のフルセットの末に初戦敗退を喫した。
世界ランク3位のマレーは、全豪オープン準優勝、全仏オープンとウィンブルドンで4強入り、さらにBMWオープン、マドリッド・マスターズ、AEGON選手権と3度優勝を飾るなど今季はここまで好調を維持していた。
今回マレーが初戦で姿を消すのは、2013年のローマ・マスターズ以来のこと。その時は
M・グラノジェルス(スペイン)と対戦し、セットカウント1-1となった時点で途中棄権を申し入れての敗退だった。
一方、マレーを破る金星をあげたガバシュビリは、世界ランキングで今年7月に記録した50位が自己最高位。今年の全仏オープンでベスト16へ進出しており、4回戦では
錦織圭(日本)に敗れて四大大会初の8強入りとはならなかった。また、今季はチャレンジャー大会で3勝をあげている。
3回戦では
R・ベランキス(リトアニア)と対戦する。
また、今大会の第2シードは錦織圭、第3シードは
M・チリッチ(クロアチア)、第4シードは
R・ガスケ(フランス)となっており、錦織とチリッチは既に3回戦進出を決めている。
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