男子テニスツアーのシティ・オープン(アメリカ/ワシントンDC、ハード)は4日、シングルス2回戦が行われ、第2シードで世界ランク5位の
錦織圭(日本)が同95位の
J・ダックワース(オーストラリア)を6-7 (8-10), 6-1, 6-4の逆転で下し、辛くも3回戦進出を決めた。錦織にとって今大会は、左足の負傷で棄権したウィンブルドン以来 約1カ月ぶりの公式戦。
今大会はシード勢が1回戦免除のため、錦織は2回戦からの登場だった。
復帰戦となった2回戦、ダックワースの強力なサービスやフォアハンドにおされるなどで第1セットをタイブレークの末に落とした錦織。しかし、第2セットに入ってからは世界ランク5位の力を発揮し、ダックワースの強烈なフォアハンドを封じようとバックハンド側にボールを集めて試合の主導権を握った。
3回戦では第16シードの
L・マイェール(アルゼンチン)と
B・ロラ(スロベニア)の勝者と対戦する。
シード勢が順当に勝ち上がった場合、準々決勝で第7シードの
F・ロペス(スペイン)と第9シードの
V・トロイキ(セルビア)のどちらかと対戦する組合せ。また、準決勝では昨年の全米オープン決勝でも対戦した第3シードの
M・チリッチ(クロアチア)と対戦する可能性がある。
昨年のシティ・オープンは準々決勝で
R・ガスケ(フランス)にストレートで敗れた。
錦織以外にも今大会に日本勢が出場していたが、
添田豪(日本)は2回戦敗退、予選を勝ち抜いた
西岡良仁(日本)は初戦敗退、
杉田祐一(日本)と
仁木拓人(日本)は予選で敗れた。
>>シティ・オープン対戦表<<
■関連ニュース■
・錦織 ナダルに抜かれ7位へ・錦織 相性悪いガスケと反対側・フェデラー1位 錦織は17位に