高校日本一の座をかけたインターハイ(平成27年度全国高等学校総合体育大会)は競技3日目の4日、男子団体の決勝がマリンテニスパーク・北村(大阪府大阪市/砂入り人工芝)で行われ、西宮甲英(兵庫)が清風(大阪)に2-0で勝利し、初出場で全国制覇の快挙を成し遂げた。
初出場の西宮甲英と、24年振りの優勝を目指す清風の対戦となった決勝戦。
西宮甲英は初出場ながら順当な勝ち上がりを見せ、準決勝で昨年のインターハイと今年の全国選抜を制した四日市工を下した実力と、メンバーが1年生が主体という点でも注目を集めた。
西宮甲英はシングルス2の白藤が2年生、シングルス1の清水とダブルスの羽澤/トゥロターは1年生。
これに対して清風は春の全国選抜で個人(シングルス)優勝を果たした望月とシングルス2の春原は3年生、ダブルスの今村/小清水は2年生という布陣。
3試合とも第1セットを西宮甲英が先取し、ここまでの勢いさながらに勝利を手にするかと思われた。
まずシングルス2を西宮甲英の白藤がストレートで奪い、1勝目。
だが、シングルス1、ダブルスとも第2セットを清風が取り返す展開に。
しかし最後は、西宮甲英の1年生ペア、羽澤慎治/
トゥロター・ジェームズ(日本)組がファイナルセットを6-4で振り切ってチームの勝利を決めた。
【男子団体決勝の結果】
○西宮甲英(兵庫) vs. ●清風(大阪),2-0
ダブルス
○羽澤慎治/トゥロター・ジェームズ vs. ●今村昌倫/小清水拓生, 7-6(7-3), 3-6, 6-4
シングルス1
清水悠太(日本) vs. 望月勇希, 途中打ち切り
シングルス2
○白藤成 vs. ●春原康佑, 6-3, 6-2
画像:優勝を決めた1年生ペア羽澤/トゥロター組
画像:チームを牽引した1年生エース清水
画像:貴重な1勝を挙げた2年生の白藤
【男子団体準決勝の結果】
●四日市工(三重) vs. ○西宮甲英(兵庫), 1-2
●岡山理大附(岡山) vs. ○清風(大阪), 1-2
画像:3位の四日市工(三重)
画像:3位の岡山理大附(岡山)
団体戦が閉幕したインターハイは、5日から個人戦の男女シングルス・ダブルスが同会場で始まり、8日に全種目の決勝戦が行われる。
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