男子テニスで度重なる手首の怪我に悩まされ、現在ツアーを離脱している元世界ランク4位の
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)が、自身の公式フェイスブックに怪我していた時期の想い、復帰へ向けて始動したことを綴った。
「テニス人生で最も辛い時間はもう過ぎ去った。それは、いったいこれから何をすれば良いのか分からなかった時間だった。自分の好きなことが出来ず、テレビでテニスを見ることさえ辛く思えるような不快な気持ちだったことは既に伝えたと思う。」
現在26歳のデル=ポトロは、2014年3月にアメリカのミネソタ州で手術を受けた。その後、今年1月にはアピア国際シドニーで約11ヶ月ぶりとなるツアー復帰を果たすも全豪オープンを欠場し、再び左手首の手術を受けた。だが、先月3度目の左手首の手術を受けるなど度重なる手首の怪我に悩まされ、一時復帰するも再手術が続いていた。
「しかし今日はそれとは違う話だ。新しいステージへ向けての多大な期待であり、それは今週始まる。」とデル=ポトロ。
「今は過去にないくらい復帰へ向けて全てを注いでいる。もう不安や疑問はこれ以上持ちたくない。新しいテニス人生が今日始まる。簡単だという意味ではない。常に障害という言葉を使っていたが、本当にそう感じるんだ。」
「恐らく他の人達より障害に直面してきたが、それを乗り越え、問題を潜り抜け、より強くなって前へ進んだんだ。」と怪我を乗り越え、復帰へ向けた前向きな言葉を綴っている。
「3度の左手首の手術と1度の右手首の手術。テニス界で自分のような症例がどれくらいあったか分からない。ただ、ゴールがあればそれを達成するために努めるだけだと思っている。」
「今週からリハビリ、軽いトレーニングを始めた。体重を維持するためにダイエットもしている。道端で声をかけてくれた人達や、ツイッターやフェイスブックで気遣ってくれたり、いつ復帰するのか尋ねてくれた人達に感謝の気持ちを伝えたい。もちろん、直接接してはいなくても、ずっと待っていてくれている人達にも。」と支えてくれた方々に感謝の言葉を送った。
復帰の時期については「どれくらい時間がかかるか分からない。どのレベルでテニスが出来るようになるかも。それでもまたツアーに戻って皆さんの前でプレーしたいと願っているんだ。」と綴っている。
復帰の目処はたっていないデル=ポトロだが、今後はリハビリと練習を重ね、少しでも早くコートに元気な姿で戻ってくることを願う。
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