テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は12日に行われる男子シングルス決勝戦で、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と第2シードの
R・フェデラー(スイス)が顔を合わせる。これは2年連続となる同じ顔ぶれの決勝戦となる。
両者はこれが40度目の対戦で、これまでの対戦成績はフェデラーの20勝19敗、昨シーズンの初めから現在までで今回が10度目の対戦で、その間の対戦成績では4勝5敗。
グランドスラムにおいては、両者はこれが13度目の対戦で、ここまでの対戦成績は6勝6敗、グランドスラムの決勝戦では3度目の対戦で、これまでは1勝1敗、芝での対戦もこれまでは1勝1敗と、ほぼ互角の成績を残している。
「彼(ジョコビッチ)との試合はとてもタフなものになってきている。」とフェデラー。
「彼はこのところずっと勝っているし、なかなか倒せない選手。怪我もあまりしていない。テニスというスポーツで最高の選手になっている。去年の対戦の事はあまり考えないようにしている。今はこうして決勝の舞台に戻ってこられた事を個人的にも喜んでいるし、誰と対戦しようとも、その全てが大きなチャンス。」と話した。
フェデラーは準々決勝の
G・シモン(フランス)戦で唯一ブレークを許していたが、自身も「これまでのテニス人生でも、最高のサービスゲームを展開できたと言っても過言ではない。」とコメントするほど今大会で完璧なサービスゲームを展開している。
フェデラーが優勝すると、大会最多8度目の優勝で、3年ぶりとなるグランドスラム優勝となる。そしてグランドスラム最多優勝回数の記録を18回へと伸ばす事となる。
「8度目の優勝を飾れたら、それはグランドスラムで18度目の優勝となる。もちろんそうなれば最高の事。でもそれより、こうして芝で優勝出来たんだという思いを抱くだろう。だからまだテニスを続けているし、またそのチャンスに恵まれた事を嬉しく思う。」とフェデラーは謙虚な姿勢を見せていた。
8月8日に34歳になるフェデラーは、1974年に39歳で準優勝を飾った
K・ローズウォール(オーストラリア)以来となる最年長で決勝の舞台に立つ。もし優勝すると、1972年にA・ヒメノが34歳で全仏オープンを制して以来となるグランドスラム最年長チャンピオンとなる。
(STATS - AP)
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