テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は1日、トップハーフ(対戦表の上半分)の男子シングルス2回戦が行われ、
D・クドラ(アメリカ)が
A・ズベレフ(ドイツ)に6-3, 3-6, 7-6 (7-2), 6-4で勝利し、3回戦進出を決めた。また、左ふくらはぎの負傷により棄権した第5シードの
錦織圭(日本)が、もし
S・ヒラルド(コロンビア)との2回戦に出場して勝利をおさめていた場合、3回戦では世界ランク105位のクドラと対戦することになっていた。
この日、トップハーフの上半分では第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が今季限りで引退を表明している
J・ニエミネン(フィンランド)をストレートで下して3回戦進出。この試合、第1セットの第1ゲームでいきなりブレークされる展開となるも、世界ランク1位の力を発揮したジョコビッチはアングルショットやドロップショットなどでニエミネンを翻弄し、2時間3分で勝利した。
また、錦織と4回戦で対戦する可能性があった第9シードの
M・チリッチ(クロアチア)は世界ランク90位の
R・ベランキス(リトアニア)に6-3, 4-6, 7-6 (8-6), 4-6, 7-5のフルセットで勝利し、辛くも3回戦へ駒を進めた。
チリッチはベランキスの強烈なサービスとストロークに苦戦するも、28本のサービスエースと66本ものウィナーを決めた。最後はベランキスのダブルフォルトにより、3時間34分でチリッチが勝利を手にした。
3回戦では第17シードの
J・イズナー(アメリカ)と対戦する。イズナーは2回戦で
M・エブデン(オーストラリア)に6-2, 7-6 (10-8), 6-4のストレート勝ちをおさめている。
一方、トップハーフの下半分では、今年の全仏王者で第4シードの
S・ワウリンカ(スイス)、昨年4強で第7シードの
M・ラオニチ(カナダ)と第11シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)、期待の若手である第16シードの
D・ゴファン(ベルギー)と第26シードの
N・キリオス(オーストラリア)らも順当に3回戦進出を決めている。
【ウィンブルドン対戦表】
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