テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は25日、男子シングルス1回戦が行われ、予選3試合を勝ち抜き本戦出場を果たした
西岡良仁(日本)は、第4シードで格上の
T・ベルディヒ(チェコ共和国)に0-6, 5-7, 3-6のストレートで敗れ、四大大会初の初戦突破とはならなかった。
両者は今回は初の対戦となった。
この試合、第1セットは一方的な展開となった。西岡良仁はベルディヒに世界ランク4位の格の違いを見せられ、ブレークチャンスを掴むも、自らのサービスゲームでキープ出来ず、1ゲームも取れずにこのセットを落としてしまう。
しかし、第2セットの第2ゲームで、西岡良仁はこの試合初のサービスキープに成功。そこから自身のペースを掴み始める。
その後はサービスキープが続くも、第12ゲームでベルディフにブレークを許して第2セットをとることは出来なかった。
以降、西岡良仁は特徴である俊敏なフットワークと粘り強いプレーでベルディヒに健闘するプレーを披露するも、初戦敗退となった。
世界ランク149位の西岡良仁は今大会予選から出場し、1回戦でJ・メルトル(チェコ共和国)、2回戦で
N・ゴンボス(スロバキア)、3回戦でG・クレイザー(ブラジル)に勝利し、全仏オープン初、グランドスラム2度目の本戦入りを果たした。
昨年の全米オープンでは、予選3試合を勝ち抜きグランドスラム初の本戦入り。しかし、本戦1回戦で体調不良により途中棄権となった。
今季は、2月に行われたデルレイ・ビーチ・オープンでツアー初のベスト8進出を果たし、先日出場した下部大会であるネッカーカップでは体調不良の中でも4強入りを決めていた。
一方、世界ランク4位のベルディヒは、過去のグランドスラムでは2010年のウィンブルドンで決勝に進出し、
R・ナダル(スペイン)に敗れるも自身最高成績の準優勝を果たしている。
昨年の全仏オープンでは準々決勝へ駒を進めるも
E・ガルビス(ラトビア)に敗れてベスト8。
勝利したベルディヒは2回戦で、
I・ドディグ(クロアチア)と
R・シュティエパネック(チェコ共和国)の勝者と対戦する。
>>全仏オープン男子ドロー表<<
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