男子テニスツアーの下部大会であるルコック・ソウル・オープン(韓国/ソウル、ハード、賞金総額50,000ドル/優勝賞金7,200ドル)は16日、男子シングルス準決勝が行われ、第2シードの
添田豪(日本)が
Z・ザン(中国)を6-1, 3-6, 6-4のフルセットで下して決勝進出、今季初優勝まであと1勝とした。
準決勝、勝敗がかかる第3セットで添田豪はファーストサーブが入った時のポイント獲得率を82パーセントまで上げて自身のサービスゲームでリズムを作った。
そして、このセットだけで6本のダブルフォルトを犯すザンの隙をつき、4本のブレークチャンスから3度のブレークに成功し、1時間30分で決勝進出を決めた。
決勝で添田豪は、第3シードの
H・チャン(韓国)と優勝を争う。チャンは準決勝で第1シードの
ルー・イェンスン(台湾)をフルセットで振り切っての勝ち上がり。
今年、添田豪は全豪オープンで大接戦の末に勝利して初戦突破、2回戦では元世界ランク7位の
F・ベルダスコ(スペイン)に敗れた。
その後の4月に行われた米男子クレーコート選手権では元王者の
L・ヒューイット(オーストラリア)を破った。
添田豪はストローク戦が軸のテニスを展開する。フォアハンドは薄いグリップで、フォア・バック共に直線的なフラット系のボールを打つ。さらに武器として強力なサービスも持っており、今年の全豪オープンでは222キロの速さを記録した。
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