男子テニスツアーのマスターズ大会であるBNLイタリア国際男子(イタリア/ローマ、レッドクレー、賞金総額3,830,295ユーロ/優勝賞金628,100ユーロ)は15日、男子シングルス準々決勝が行われ、第2シードの
R・フェデラー(スイス)が第6シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)を6-3, 6-3のストレートで下し、ベスト4進出を決めた。
両者は今回が20度目の対戦となり、フェデラーはベルディヒとの対戦成績を14勝6敗とさらにリードを広げた。
この試合、フェデラーは試合を通してファーストサービスが入った時に86パーセントと高い確率でポイントを獲得し、11度ネットに出て10本ポイントに繋げた。
第1セットは、第5ゲームで先にフェデラーがブレークされるが、すぐさま第6ゲームでブレークバックして戻す。
その後第8ゲームでは、ベルディヒのストロークミスでフェデラーがこの試合2度目のブレークに成功し、最後はフェデラーがフォアハンドウィナーを逆クロスに決めて先取。
続く第2セットでは、両者サービスゲームキープが続くが、第7ゲームでフェデラーが前に出てきたベルディヒの足元にボールを運んでポイントに繋げ、フェデラーの角度あるショットをベルディヒが返しきれず、フェデラーが大きなブレークに成功。第8ゲームでは、フェデラーの深いリターンをベルディヒが返すもアウトして1時間6分で勝利をおさめた。
準決勝でフェデラーは、第4シードの
R・ナダル(スペイン)と第8シードの
S・ワウリンカ(スイス)の勝者と対戦する。
準々決勝でナダルがワウリンカに勝利した場合、フェデラーはナダルと対戦する。
フェデラーとナダルは過去に33度対戦しており、対戦成績はフェデラーから10勝23敗とナダルにリードを許している。最後に対戦したのは昨年の全豪オープン準決勝となっている。
過去同大会でフェデラーは、2003・2006・2013年と3度決勝進出を果たしているが、未だタイトル獲得には至っていない。昨年は初戦となった2回戦で
J・シャーディ(フランス)に敗れて初戦敗退を喫した。
一方、敗れたベルディヒは今大会含め9大会に出場しており、出場した9大会すべてベスト8進出、さらに3大会は決勝進出と好調を維持していたが、今回はフェデラーに敗れてベスト4進出とはならなかった。
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