アメリカはロードアイランド州ニューポートにある国際テニス殿堂ミュージアムは、12月から行われていた改修工事を終え来週再開する事に当たり、17度のグランドスラム優勝を誇る
R・フェデラー(スイス)のホログラムが新しいミュージアムの目玉になっているとミュージアム関係者が月曜日に発表した。
フェデラーのホログラムは、訪れた人々へフェデラーがなぜこれほどテニスを愛しているかを語っており、その象徴となる豪快なショットを描き出しているもの。フェデラーが選ばれたのは、彼が現在の国際的テニススターであるからだとミュージアムの広報担当者が語っていた。
「国際テニス殿堂ミュージアムから、自分のホログラムを作ると言われた時は、とても光栄な思いでした。そしてそのプロジェクトに関わる事が出来てとても嬉しく思っています。」と、ミュージアムからフェデラーのコメントが声明文として公にされた。
テニス殿堂ミュージアムによると、アメリカにあるその他のスポーツ・ミュージアムでは、このようなホログラムを使うのは初めての事だと言う。
ミュージアムは改修工事のために、昨年の12月から閉館しており、その改修工事には300万ドル(約3億6000万円)が費やされていた。再開は5月20日を予定している。
ミュージアムに設置された最新のテクノロジーとして、対戦式テニス雑学ゲームや、3次元で回転する地球儀を使って世界中の大会や選手の事が学べるようになっている。また、最新式の組み込み型ディスプレイや、これまでディスプレイされた事がなった500以上もの品々が展示されている。
現在までにテニス殿堂入りした選手は143名で、それには今年殿堂入りする元世界ランク1位で2度のグランドスラム優勝を飾った
A・モレスモ(フランス)さんや、パラリンピックで6度もメダルを獲得したオーストラリア出身のD・ホール氏、長年テニス産業を牽引して来たN・ジェフェットさんも含まれている。
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