男子テニスツアーのバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、クレー、賞金総額2,265,235ユーロ/優勝賞金457,550ユーロ)は22日、シングルス2回戦が行われ、第4シードの
M・チリッチ(クロアチア)が
V・エストレージャ=ブルゴス(ドミニカ共和国)に4-6, 4-6のストレートで敗れる波乱に見舞われた。
昨年の全米オープン覇者のチリッチは、本来の武器であるサービスが影を潜め、この日は試合を通して4度のブレークをエストレージャ=ブルゴスに許すと、第2セットではゲームカウント4ー5とリードを許し、続く第10ゲームでエストレージャ=ブルゴスは自身のサービスゲームをラブゲームで締めくくり勝利を決めた。
エストレージャ=ブルゴスは今大会まで、出場した5大会でわずか1試合しか勝利をあげられていなかったが、握ったマッチポイントでチリッチのフォアハンドがベースラインをアウトすると、勝利の喜びを表していた。
今大会シード選手16名は1回戦が免除されているため、この日の2回戦が初戦だったチリッチは、右肩の怪我のために今シーズンの開幕が遅れ、この大会が今季3大会目の出場だった。
チリッチは「あまり良いプレーではなかった。イージーミスを何度も犯してしまった。良い状態になるまで、まだ数試合こなす必要があると感じている。」と自身の気持ちを語っていた。
エストレージャ=ブルゴスは現在世界ランク53位で、昨年はドミニカ共和国出身の選手として初めてトップ100入りでシーズンを終えていた。
今大会、第1シードでは昨年のチャンピオンである
錦織圭(日本)が大会2連覇を狙いエントリーしており、3回戦ではこの日の試合で
J・ソウサ(ポルトガル)を6-3, 3-6, 6-1で下した第15シードの
S・ヒラルド(コロンビア)と顔を合わせる。この対戦は昨年の決勝戦と同じ顔合わせとなる。
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