男子テニスツアーのハッサン2世グランプリ(モロッコ/カサブランカ、クレー、賞金総額494,310ユーロ、優勝賞金80,000ユーロ)は10日、シングルス準々決勝が行われ、第3シードの
J・ヴェセリ(チェコ共和国)が予選勝ち上がりの
A・ベデネ(スロベニア)を6-1, 6-4のストレートで下し、ベスト4進出を決めた。
両者は今回が初めての対戦となった。
この試合、ヴェセリはファーストサービスが入った時に76パーセントの確率でポイントを獲得し、ベデネに2度のブレークチャンスを与えるもしのいだ。さらに3度のブレークに成功して1時間20分で勝利をおさめた。
準決勝でヴェセリは、
D・ヒメノ=トラベール(スペイン)と対戦する。
21歳のヴェセリは、今年1月に行われたハイネケン・オープンの決勝で
A・マンナリノ(フランス)を下して、ATPツアー初の優勝を飾っており、今回は2勝目を狙う。
《ヴェセリ初優勝の記事はこちら》過去同大会では、昨年初出場となっており、2回戦で
A・クズネツォフ(ロシア)に敗れてベスト8進出を逃していた。
また、同日行われたシングルス準々決勝では、第2シードの
M・クリザン(スロバキア)が主催者推薦枠で出場の
N・アルマグロ(スペイン)を6-4, 7-6 (7-3)のストレートで下し、ベスト4進出を決めている。
第6シードの
A・ハイデル=マウアー(オーストリア)は、
D・ズムル(ボスニア)に3-6, 3-6のストレートで敗れ、準決勝進出を前に姿を消した。
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