男子テニスのマスターズ大会、マイアミ・オープン男子(アメリカ/マイアミ、ハード、賞金総額5,381,235ドル、優勝賞金900,400ドル)は28日、シングルス2回戦が行われ、第32シードの
V・トロイキ(セルビア)が
S・ボレッリ(イタリア)を6-5, 3-6, 6-4のフルセットで下し、第4シードの
錦織圭(日本)との3回戦へ進んだ。
この試合、トロイキはファーストサービスが入った時71パーセントの確率でポイントを獲得し、9度のサービスエースを決め、8度のブレークチャンスから3度のブレークに成功し2時間11分で勝利した。
両者はツアー大会4度目の対戦となり、トロイキはボレッリに3勝1敗とした。
勝利したトロイキは3回戦で
M・ユーズニー(ロシア)を6-2, 6-1で下した第4シードの錦織圭と対戦する。
《錦織 vs ユーズニー マイアミ・オープン2回戦》錦織とトロイキは下部大会含め3度対戦しており、錦織が2勝1敗で勝ち越しているが、勝利した2試合はいずれもクレー大会で、トロイキの勝利はハードコートでの1勝で、2010年楽天ジャパン・オープン1回戦でトロイキがストレートで勝利している。
現在世界ランク39位のトロイキは、2013年4月に行われたモンテカルロ・マスターズの際に血液検査を拒否したことが原因で、国際テニス連盟からその年の7月に大会出場停止を命じられ、2014年7月に行われたクレディ・アグリコル・スイス・オープンで約1年ぶりにツアー復帰を果たした。
ツアーから離れていたトロイキは世界ランクを847位にまで落とすも、着実にランキングを上げ、今年行われたアピア国際シドニーで復帰後初優勝しキャリア2勝目をあげ、2011年6月に記録した自己最高位12位に戻そうとしている。
《トロイキ 復帰後ツアー初優勝》両者の対戦は1日空けた現地30日を予定している。
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