第37回全国選抜高校テニス大会(福岡・博多の森テニス競技場/砂入り人工芝)は25日に男子団体準決勝が行われ、決勝に進んだのはシード校の相生学院(兵庫)と四日市工(三重)となった。
四日市工は準決勝で岡山理大付(岡山)と対戦。岡山理大付は同日行われた準々決勝でシード校、東京学館浦安(千葉)を下し勝ち進んできた。
試合は3面展開で行われ、シングルス2は四日市工の鈴木保貴が岡山理大付の合田健人に6-3, 6-1の快勝。合田は準々決勝の時に足を痛めており、満足なプレーが出来なかった。
続いてダブルス1も四日市工の大谷拓矢/ 藤井俊吾組がストレートで勝利し四日市工が王手をかける。
しかしシングルス1では四日市工のエース
島袋将(日本)は岡山理大付の楠原悠介に第1セットをタイブレークの末に落とす劣勢に。
その間にシングルス3とダブルス2が始まり、どちらも岡山理大付が1セットアップ、第2セットも岡山理大付が試合を優位に進め、四日市工に食らいつく。
エース対決に勝敗がかかるこの試合、四日市工の島袋は1セットダウンから弱気になる事なくストロークの強打からチャンスをうかがってネットに出る冷静なプレーを続け、第2セットを6-3でとる。
ファイナルセットもプレーの質を落とす事なく6-3で逆転勝利し、結果としては四日市工が3-0で勝利した。
準決勝もう1試合、相生学院と大分舞鶴(大分)のシード校対決は最後の最後まで試合がもつれた。
相生学院のシングルス1、エースの大島立暉とダブルス1の大野翼/ 島田達也組がいずれもフルセットで勝利、シングルス2では大分舞鶴の佐藤祥次が勝利をあげ、相生学院が王手をかける。
しかしダブルス2では相生学院の田沼潤平/ 板倉司季組が1セットダウン、第2セットもリードを許す展開、さらにシングルス3は大分舞鶴の合戸廉太朗がストレートで勝利し勝敗はダブルス2にかかる。
劣勢だった相生学院の田沼潤平/ 板倉司季組は試合中盤から流れをかえ、3-6, 7-5, 6-2の逆転で大分舞鶴の横尾淳司/ 伊南陽介組を下し決勝に進んだ。
団体はダブルス2本、シングルス3本の計5試合のうち3勝をした高校が勝ち上がる方式で、1・2回戦までは1セットマッチ、3回戦からは3セットマッチで行われる。
26日は、男女団体決勝と団体戦の閉会式が予定されている。
男子団体準決勝の結果は以下の通り。
【男子団体】
準決勝
〇相生学院(兵庫) vs. ●大分舞鶴(大分), 3-2
〇四日市工(三重) vs. ●岡山理大付(岡山), 3-0
▼岡山理大付のエース楠原悠介
▼エースの勝利を信じて戦った岡山理大付の高坂裕也
▼岡山理大付のダブルス2、岡垣光祐/ 守時慶悟組
▼相生学院のエース大島立暉
▼勝利を決めた相生学院の田沼潤平/ 板倉司季組
▼大分舞鶴に2勝目をもたらした合戸廉太朗
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