- 国内最大の総合テニス専門サイト テニス365 - 錦織圭、フェデラー、ナダル、ジョコビッチなどテニスニュース満載。全豪オープン、ウィンブルドン、全仏オープン、全米オープンなどテニス大会特集も!

- 国内最大の総合テニス専門サイト -

HOMEニュースTOP今日のニュース(一覧)今日のニュース(詳細)

フェデラー1000勝「特別な瞬間」

男子テニスツアーのブリスベン国際男子(オーストラリア/ブリスベン、ハード、賞金総額494,310ドル/優勝賞金8万ドル)は11日、シングルス決勝が行われ、第1シードのR・フェデラー(スイス)が第3シードのM・ラオニチ(カナダ)を6-4, 6-7 (2-7), 6-4で下し、今季初優勝を飾ると同時にキャリア1000勝を上げ、今季を幸先の良いスタートを切った。

史上最多となるグランドスラム17度の優勝を誇るフェデラーは、男子テニスの歴史の中でもJ・コナーズ(アメリカ)の1253勝、I・レンドル(アメリカ)の1071勝に次ぐ3人目となる記念すべき1000勝利目を記録した。

「明らかに今日は自分にとって特別な日になった。優勝出来た事に加えて、奇跡の1000勝利目を飾る事も出来た。これまでのどの勝利と比べても格別な物だと感じている。これまで成し遂げて来た数々の記録はあまり意味を持ってはいなかったが、なぜかこの1000勝利を飾れた事は大きな意味を感じている。」

「なぜならそれは本当に凄い数字だから。ただ1000まで数えるだけでもかなりの時間を要するからね。」と、フェデラー自身もその記録の大きさを認識していた。

フェデラーは全豪オープン前にこの記録を打ち立てたいと願っており、その思いからか第1セットの第3ゲームでラオニチのサービスをブレークすると、そのセットでは8本のサービスエースを記録し第1セットを先取した。

第2セットの第1ゲームでもブレークを成功したフェデラーは、ストレートで勝利を物にするかと思われた。しかし昨年から好調を続けるラオニチは第4ゲームでブレークバックに成功すると、そのセットはタイブレークへともつれた。

そのタイブレークでも先にミニブレークを奪ったのはフェデラーで2ー0とリードするも、そこからラオニチは7ポイントを連取する猛攻を見せ試合を振り出しに戻した。

勝敗を決める第3セットでは、両者ブレークポイントを何度も握りながらもそれをしのぎサービスキープを続けた。そしてゲームカウント5ー4としたラオニチのサービスゲームでもラオニチは30ー15とリードしこのセットも接戦になるかと思われた。

しかし、そこでフェデラーは鮮やかなロブを放ちラオニチのミスを誘うと、続くポイントではラオニチがこのセット初となる痛恨のダブルフォルトを犯しフェデラーにチャンピオンシップ・ポイントが転がり込んだ。

そしてラオニチのショットがネットにかかるとフェデラーは『フェデラー1000』と書かれたプラカードを目にし両手を上げ喜びを露にした。会場のパトリック・ラフター・アリーナでは赤と白のスイスの国旗で埋め尽くされた。

「試合を振り返ると、こんな素晴らしい選手と対戦し、湿度の高い状況の下、緊張が続く接戦の試合を制しての勝利は更に特別なものになった。そんな中で勝ち抜けた事は何よりも大きな意味を持つもの。フルセットマッチを強いられながらの勝利はより嬉しさを増すものになったと思う。」とフェデラーは興奮が冷めやらない様子だった。

ラオニチは8度目の対戦で2度目の勝利をフェデラーから飾るために出来る事は全てやり尽くしたが、勝利を得るための答えが見付からなかったと語っていた。しかしながら、この大一番の試合に携われた事には光栄に思うとも加えていた。

「彼(フェデラー)の記録を目の当たりにするのは最高の事。彼はこれまで計り知れないほどの事をテニス界で成し遂げて来たのだから。彼がプロになったのは自分より10年くらい前。そんな長い間で彼が行った全ての事を考えると素晴らしい事だと思う。多くのファンを魅了し、多くのメディアの注目を集めた。彼は確実にテニス史上最も人気のある選手に違いない。」とラオニチはフェデラーのテニス人生を称賛していた。

試合後の表彰式の時には、ボールキッズが1000という数字をネットの近くに掲げ、フェデラーはオーストラリアのレジェンドであるR・エマーソンとR・レーバー(オーストラリア)から記念品を受け取った。そして渡されたロイ・エマーソン・トロフィーのフレームには『おめでとうフェデラー、1000勝』と刻まれていた。

「本当に特別な瞬間。これを受け取る事が出来てとても嬉しい。皆さんの前で1000勝利目を飾れた事は、自分にとってとても意味のある事。この試合は将来忘れる事はないでしょう。」とフェデラーはコメントしていた。

これまでも多くの記録を成し遂げて来たフェデラーは、また1つその記録を加える事となり、それが今季最初のグランドスラムである全豪オープンの前に達成出来た事に喜びを感じていた。

33歳のフェデラーは2012年のウィンブルドンでの優勝以降グランドスラムでの優勝はないものの、昨年は世界ランク2位でシーズンを終え、祖国スイスをデビスカップの優勝へと導き、5大会で優勝を飾ると73勝12敗の好成績を飾り、全く衰えを感じさせてはいなかった。

フェデラーはコナーズの記録に到達出来るとは思わないとしながらも、更なるグランドスラム優勝への情熱は今もまだ持っていると語っている。その思いを達成するためにまずは1月19日から開幕する全豪オープンが待ち構えている。フェデラーは4度目の優勝となった2010年以来、全豪オープンでは決勝進出を果たせていない。

「また優勝出切ると信じている。メルボルンでの優勝を信じていなければ、そこへ行かず家へ帰っているよ。」と全豪オープンへの意気込みも語っていた。


■関連ニュース■
・世界2位フェデラーが今季初V
・フェデラー わずか40分で4強
・フェデラー「予測がつかない」


■最新ニュース■
・初V逃すもさらに進化した錦織
・ワウリンカ2連覇 全豪に弾み
・フェレール 今季初の優勝飾る


■最新動画■
・錦織 圭vsフェレール【ツアー最終戦】
・ジョコビッチvsワウリンカ【ツアー最終戦】
(2015年1月12日13時07分)
  • コメント -

    その他のニュース

    8月1日

    ズベレフ 現役5人目マッチ500勝達成 (14時55分)

    【告知】大坂なおみvsオスタペンコ (13時33分)

    選手軽視?ATPの決定に「失望」 (11時43分)

    伊藤あおいは「闘志のある選手」 (10時25分)

    伊藤あおい 逆転負けで3回戦敗退 (9時23分)

    【1ポイント速報】伊藤あおいvsブザス・マネイロ (7時36分)

    7月31日

    インハイ決勝は気温40度超え (18時50分)

    野田学園 インハイ女子団体で雪辱V (18時06分)

    湘南工大附 インハイ男子団体2連覇 (17時24分)

    チチパス 父と再タッグも初戦敗退 (13時54分)

    インハイ女子団体 決勝カード決定 (13時22分)

    インハイ男子団体 2年連続で同一決勝 (12時48分)

    元世界5位が涙、惜敗で現役生活に幕 (12時36分)

    チチパス 父とのコーチ関係再開 (10時01分)

    大坂なおみ 3回戦の相手は世界26位 (8時55分)

    綿貫陽介 逆転負けで2回戦敗退 (7時58分)

    大坂なおみ「ボール入れ続けようと」 (3時29分)

    大坂なおみ 崖っぷちから逆転勝ち (2時47分)

    【1ポイント速報】大坂なおみvsサムソノヴァ (0時01分)

    7月30日

    インハイ 男女団体4強出揃う (20時01分)

    ズベレフ 大絶叫も勘違いで苦笑い (18時58分)

    テニス大会×別荘ステイの新常識! (16時51分)

    19歳 マスターズ初の3回戦へ (15時11分)

    メド 初戦突破で2年ぶり3回戦へ (14時20分)

    伊藤あおい フェデラー必殺技で勝利 (13時03分)

    伊藤あおい 3回戦は世界51位に決定 (8時25分)

    インハイ開幕、男女団体16強出揃う (7時38分)

    伊藤あおい 世界9位撃破の大金星 (5時54分)

    【動画】伊藤あおい 世界51位との激闘に敗れる、最後のポイント (0時00分)

    7月29日

    フォンセカ 予選勝者に屈し初戦敗退 (18時30分)

    元世界7位 ダブルフォルト10本で敗退 (17時45分)

    ヴィーナス 最年長世界ランク保持者に (15時20分)

    前週Vでトップ10返り咲き (14時18分)

    大坂なおみ 新コーチ招へい (12時59分)

    国枝慎吾 イチローにメッセージ (12時32分)

    引退の元世界5位が初戦突破 (11時13分)

    モンフィス「これが最後だった」 (9時49分)

    柚木武ペア 異例の決勝中止で準V扱い (8時35分)

    内島萌夏 世界39位に屈し初戦敗退 (7時09分)

    西岡良仁 ストレート負けで初戦敗退 (6時33分)

    大坂なおみ 2年連続で初戦突破 (5時45分)

    綿貫陽介 逆転勝ちで初戦突破 (5時20分)

    【1ポイント速報】大坂なおみvsアルセノー (4時30分)

    【動画】元世界5位ブシャール 現役生活に幕、最後のポイント (0時00分)

    ←ニューストップへ
    ←前のページに戻る
    ウインザーラケットショップ

    >>動画をもっと見る<<




    テニスの総合ポータルサイトテニス365
    テニスのことならテニス365へ。テニスの総合ポータルサイトテニス365はテニス用品の通販やテニスニュースからテニスコート、テニススクールなどのテニス施設を探す方まで、便利なテニスの総合ポータルサイト、テニス情報の検索サイトです。プレイスタイルやテニス歴など、テニス用品を様々な角度から探すこともできます。テニスの総合ポータルサイトをお探しなら、テニスニュースやテニス施設の情報が豊富なテニスの総合ポータルサイトのテニス365をお使いください。テニスの総合ポータルサイトのテニス365であなたのテニスをもっと楽しく!