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フェデラー1000勝「特別な瞬間」

男子テニスツアーのブリスベン国際男子(オーストラリア/ブリスベン、ハード、賞金総額494,310ドル/優勝賞金8万ドル)は11日、シングルス決勝が行われ、第1シードのR・フェデラー(スイス)が第3シードのM・ラオニチ(カナダ)を6-4, 6-7 (2-7), 6-4で下し、今季初優勝を飾ると同時にキャリア1000勝を上げ、今季を幸先の良いスタートを切った。

史上最多となるグランドスラム17度の優勝を誇るフェデラーは、男子テニスの歴史の中でもJ・コナーズ(アメリカ)の1253勝、I・レンドル(アメリカ)の1071勝に次ぐ3人目となる記念すべき1000勝利目を記録した。

「明らかに今日は自分にとって特別な日になった。優勝出来た事に加えて、奇跡の1000勝利目を飾る事も出来た。これまでのどの勝利と比べても格別な物だと感じている。これまで成し遂げて来た数々の記録はあまり意味を持ってはいなかったが、なぜかこの1000勝利を飾れた事は大きな意味を感じている。」

「なぜならそれは本当に凄い数字だから。ただ1000まで数えるだけでもかなりの時間を要するからね。」と、フェデラー自身もその記録の大きさを認識していた。

フェデラーは全豪オープン前にこの記録を打ち立てたいと願っており、その思いからか第1セットの第3ゲームでラオニチのサービスをブレークすると、そのセットでは8本のサービスエースを記録し第1セットを先取した。

第2セットの第1ゲームでもブレークを成功したフェデラーは、ストレートで勝利を物にするかと思われた。しかし昨年から好調を続けるラオニチは第4ゲームでブレークバックに成功すると、そのセットはタイブレークへともつれた。

そのタイブレークでも先にミニブレークを奪ったのはフェデラーで2ー0とリードするも、そこからラオニチは7ポイントを連取する猛攻を見せ試合を振り出しに戻した。

勝敗を決める第3セットでは、両者ブレークポイントを何度も握りながらもそれをしのぎサービスキープを続けた。そしてゲームカウント5ー4としたラオニチのサービスゲームでもラオニチは30ー15とリードしこのセットも接戦になるかと思われた。

しかし、そこでフェデラーは鮮やかなロブを放ちラオニチのミスを誘うと、続くポイントではラオニチがこのセット初となる痛恨のダブルフォルトを犯しフェデラーにチャンピオンシップ・ポイントが転がり込んだ。

そしてラオニチのショットがネットにかかるとフェデラーは『フェデラー1000』と書かれたプラカードを目にし両手を上げ喜びを露にした。会場のパトリック・ラフター・アリーナでは赤と白のスイスの国旗で埋め尽くされた。

「試合を振り返ると、こんな素晴らしい選手と対戦し、湿度の高い状況の下、緊張が続く接戦の試合を制しての勝利は更に特別なものになった。そんな中で勝ち抜けた事は何よりも大きな意味を持つもの。フルセットマッチを強いられながらの勝利はより嬉しさを増すものになったと思う。」とフェデラーは興奮が冷めやらない様子だった。

ラオニチは8度目の対戦で2度目の勝利をフェデラーから飾るために出来る事は全てやり尽くしたが、勝利を得るための答えが見付からなかったと語っていた。しかしながら、この大一番の試合に携われた事には光栄に思うとも加えていた。

「彼(フェデラー)の記録を目の当たりにするのは最高の事。彼はこれまで計り知れないほどの事をテニス界で成し遂げて来たのだから。彼がプロになったのは自分より10年くらい前。そんな長い間で彼が行った全ての事を考えると素晴らしい事だと思う。多くのファンを魅了し、多くのメディアの注目を集めた。彼は確実にテニス史上最も人気のある選手に違いない。」とラオニチはフェデラーのテニス人生を称賛していた。

試合後の表彰式の時には、ボールキッズが1000という数字をネットの近くに掲げ、フェデラーはオーストラリアのレジェンドであるR・エマーソンとR・レーバー(オーストラリア)から記念品を受け取った。そして渡されたロイ・エマーソン・トロフィーのフレームには『おめでとうフェデラー、1000勝』と刻まれていた。

「本当に特別な瞬間。これを受け取る事が出来てとても嬉しい。皆さんの前で1000勝利目を飾れた事は、自分にとってとても意味のある事。この試合は将来忘れる事はないでしょう。」とフェデラーはコメントしていた。

これまでも多くの記録を成し遂げて来たフェデラーは、また1つその記録を加える事となり、それが今季最初のグランドスラムである全豪オープンの前に達成出来た事に喜びを感じていた。

33歳のフェデラーは2012年のウィンブルドンでの優勝以降グランドスラムでの優勝はないものの、昨年は世界ランク2位でシーズンを終え、祖国スイスをデビスカップの優勝へと導き、5大会で優勝を飾ると73勝12敗の好成績を飾り、全く衰えを感じさせてはいなかった。

フェデラーはコナーズの記録に到達出来るとは思わないとしながらも、更なるグランドスラム優勝への情熱は今もまだ持っていると語っている。その思いを達成するためにまずは1月19日から開幕する全豪オープンが待ち構えている。フェデラーは4度目の優勝となった2010年以来、全豪オープンでは決勝進出を果たせていない。

「また優勝出切ると信じている。メルボルンでの優勝を信じていなければ、そこへ行かず家へ帰っているよ。」と全豪オープンへの意気込みも語っていた。


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(2015年1月12日13時07分)
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