女子車いすテニスのNEC全日本選抜車いすテニス選手権大会(千葉県/柏市、ハード)が14日から16日にかけて行われ、16日にシングルス決勝が行われ、
上地結衣(日本)が二條実穂(日本)を6-0, 6-1のストレートで下し、優勝を果たした。
上地結衣は予選ラウンドロビンで二條実穂(日本)を6-2, 6-1、石本直美(日本)を6-0, 6-0、須田恵美(日本)を6-0, 6-2のストレートで下し、準決勝進出を決めた。
準決勝では古玉佳苗(日本)を6-1, 6-0で下し、決勝に勝ち進んだ。
上地結衣は今大会5試合で落としたゲーム数は、わずか7ゲームのみだった。
今大会は予選ラウンドロビン(総当たり戦)を2グループ各4選手で行い、上位2選手が準決勝に進むことができる。
上地結衣は大会7連覇を果たし、女子の最多連続優勝記録を更新した。
上地結衣は今季、全豪オープンダブルスでグランドスラム初優勝を果たすと、全仏オープンで単複優勝し、グランドスラムのシングルスで初優勝を飾る。ウィンブルドンではダブルス優勝(ウィンブルドンはダブルスのみ開催)、全米オープン単複優勝と全豪オープンシングルス以外グランドスラム全大会優勝、単複含め6度の優勝を果たした。
10月に行われたアジアパラ競技大会で上地結衣はシングルス銅メダル、 堂森佳南子と組んで出場したダブルスでは銀メダルとしている。
今大会、男子では
国枝慎吾(日本)が2年ぶり、7度目の優勝を果たし、クァードシングルスでは川野将太(日本)が2年連続4度目の優勝を果たしている。
※クァード…クァードは四肢麻痺(quadriplegia)の略で重度の障害をもつ選手が出場するクラス。
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