男子テニスツアーのBNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、ハード、賞金総額約345万ユーロ/優勝賞金約57万ユーロ)は29日、シングルス2回戦が行われ、第3シードの
S・ワウリンカ(スイス)が21歳の
D・ティエム(オーストリア)を6-4, 7-6 (8-6)のストレートで下し、3回戦進出を決めた。
この試合、ワウリンカはファーストサービスが入った時84パーセントと高い確率でポイントを獲得し、ティエムから第1セット1度のブレークを許すも2度のブレークに成功し、第2セットはタイブレークを競り勝ち1時間36分で勝利した。
両者は2度目の対戦となり、ワウリンカはティエムに1勝1敗とし、初対戦のムチュア・マドリッド・オープン2回戦のリベンジを果たした。
《ワウリンカvsティエム ムチュア・マドリッド・オープン2回戦》ワウリンカは全米オープン準々決勝で
錦織圭(日本)と対戦し、4時間15分に渡るフルセットの激戦の末に敗れ、錦織に初めて敗北を喫した。
《ワウリンカvs錦織 全米オープン準々決勝》その後に行われたデビスカップでワウリンカ擁するスイスはイタリアと対戦し、
F・フォニュイーニ(イタリア)と対戦しストレートで下し、22年ぶり決勝進出に貢献する。
しかし、2年ぶりの来日となった楽天ジャパン・オープンでは1回戦で
伊藤竜馬(日本)に敗れ、翌週に行われた上海マスターズでは初戦となる2回戦で
G・シモン(フランス)に敗れ、先週行われた地元開催のスイス・インドアでは1回戦で
M・ククシュキン(カザフスタン)に敗れる波乱が続き、ワウリンカは1ヶ月ぶりの勝利を上げた。
勝利したワウリンカは3回戦で
S・ヒラルド(コロンビア)を6-4, 7-6 (10-8)で下した第14シードの
K・アンダーソン(南アフリカ)と対戦する。
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