男子テニスツアーの上海マスターズ(中国/上海、ハード、賞金総額6,521,695ドル/優勝金額798,540ドル)は8日、シングルス2回戦が行われ、第4シードの
S・ワウリンカ(スイス)が
G・シモン(フランス)に7-5, 5-7, 4-6の逆転で敗れ、先週の楽天ジャパン・オープンに続き2週連続で初戦敗退となった。
今大会の上位シード勢は1回戦免除のため、ワウリンカは2回戦からの登場となった。
両者は今回が4度目の対戦となり、ワウリンカとシモンの対戦成績は2勝2敗なった。
この試合、第1セットは両者サービスキープとなるも、ワウリンカが第12ゲームでこの試合初めてのブレークに成功し、第1セットをゲームカウント7-5で先取した。
試合中、シモンはミスするたびに大きな声をあげる場面もあった。
続く第2セットは、シモンに先にブレークを許すもすぐにブレークバックに成功したワウリンカだが、シモンに第11ゲームでブレークされて、このセットをゲームカウント5-7で落とす。
勝敗のかかった第3セットでは、第2ゲームで先にワウリンカがブレークに成功してリードするも、シモンに第5ゲームでブレークバックされた。激しいラリー戦が繰り広げられ、ネットプレーを披露するワウリンカだがミスが目立ち、第9ゲームをラブゲームでブレークされ、巻き返すことができなかったワウリンカが逆転で敗れた。
この試合でシモンは、試合を通して32本の凡ミスに対してワウリンカは66本もの凡ミスを犯した。
世界ランク4位のワウリンカは、今年の全豪オープンの決勝で
R・ナダル(スペイン)を下してグランドスラム初の優勝を飾った。
全米オープンでは、準々決勝で
錦織圭(日本)に敗れてベスト4進出を逃した。
《全米オープンの記事はこちら》先日行われた楽天ジャパン・オープンでは、1回戦で
伊藤竜馬(日本)に敗れる波乱に見舞われ、錦織に続き日本勢男子に2連敗となった。
《楽天ジャパン・オープンの記事はこちら》昨年同大会では、準々決勝でナダルに敗れるもベスト8進出を果たした。しかし、今大会は初戦でシモンに敗れて早期敗退を喫した。
一方、勝利した世界ランク29位のシモンは、先日の楽天ジャパン・オープン準決勝で
M・ラオニチ(カナダ)に敗れるも、大会初のベスト4進出を果たした。
シモンは3回戦で、主催者推薦枠で出場のC・ワング(中国)と予選勝者の
M・ジャジーリ(チュニジア)の勝者と対戦する。
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