男子テニスで今年の全豪覇者の
S・ワウリンカ(スイス)と
添田豪(日本)が、契約を結んでいるテニス用品メーカー ヨネックス株式会社のスペシャルパーティーに参加した。
今回参加したワウリンカは、29日から行われる楽天ジャパン・オープンに出場するため来日しており、添田豪も現在行われているマレーシア・オープンを終えて楽天ジャパン・オープンに出場するため帰国した。
パーティーに登場した添田豪
このパーティーには、元世界ランク1位の
L・ヒューイット(オーストラリア)も参加する予定だったが、体調不良のため、パーティーを欠席。さらに楽天ジャパン・オープンを欠場することも発表された。
パーティーにはグランドスラムの解説でお馴染みのフローラン・ダバディ氏が登場。選手たちのトークショーの進行を務めた。
トークショーでワウリンカは、今季最後のグランドスラムを終えて「今年は夢のような素晴らしい1年でした。全豪オープンで初のグランドスラム優勝、その後モンテカルロ・マスターズの優勝、そしてデビスカップで決勝進出を果たし、もしかしたらタイトルも取れるという、わたしの人生で最高の1年になるかもしれません。」と振り返った。
ワウリンカのゲームで今までと変わったことについては「そんなに大きな違いはありません。トップの選手に勝てることによって自信がついたこと。全豪オープンで
R・ナダル(スペイン)に勝ったことで、自分のやりたいテニスが出来たのが1番の違い。」と話した。
先日行われた全米オープンについては「もちろん、
錦織圭(日本)選手に負けたこと自体は悔しいですが、全米オープンは決して悪い大会ではありませんでした。それなりに満足しています。錦織戦に関しては、素晴らしい試合でした。錦織選手がここっていう難しい局面に素晴らしいショットを打ってきて、わたしはそれ以上出来なかった。」
「錦織選手の最近の戦勝なんですが、以前よりもっとコートの中に入れている、もっと前にボールを捉えている、その違いは確かにびっくりしました。」と錦織についてコメントした。
ワウリンカのバックハンドが、先日の全米オープンで片手バックハンド、両手バックハンド問わず1番スピードが速い記録を出した。
世界一のバックハンドについては「自分の才能というより、片手バックハンドはとりわけタイミングです。よいタイミングが出来ていれば、毎回いいボールが出てくる。そして秘密は下半身です。下半身のパワーをどういう風にボールに伝えられるかっていうのが1番練習している部分です。」と自身のバックハンドについて話した。
最後に今年の目標については「デビスカップが残っている1番大きな目標ではありますが、ロンドンのマスターズも大事です。そしてそのマスターズにいく前に楽天ジャパン・オープンを含めて大事なマスターズ大会もありますから、全ての大会を大事にしていきたい。」と今後の意気込みを語った。
トークショーを行ったワウリンカ
また、今回のパーティーにはワウリンカの知人で歌手のバスティアン・ベイカーがスペシャルゲストとして登場し、曲を披露して会場を沸かせた。
スペシャルゲストのスイス人歌手バスティアン・ベイカー
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