テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は26日、女子シングルス1回戦が行われ、
土居美咲(日本)は第16シードで元世界ランク1位の
V・アザレンカ(ベラルーシ)に7-6 (7-3), 4-6, 1-6の逆転で敗れ、全米オープン本戦初勝利とはならなかった。
この試合、土居美咲はアザレンカに5度のブレークを許し、2時間34分で敗れた。
第1セット、序盤ミスが目立つアザレンカから第4ゲームで先に土居美咲がブレークチャンスを掴むも活かせず、その後は両者サービスキープが続きタイブレークに突入する。1ポイント目で土居美咲がミニブレークを許すもアザレンカのダブルフォルトで直後に追いつきそのままリードし、第1セットを先取する。
第2セット、徐々にペースを上げるアザレンカに対し第6ゲームで土居美咲はブレークを許し、第7ゲームでブレークバックに成功するも、再びブレークを許しアザレンカに追いつかれる。
第3セットではアザレンカのペースで試合が進み、土居美咲は2度のブレークチャンスを活かすことが出来ず、2度のブレークを許し敗れた。
両者は初対戦となり、勝利したアザレンカは2回戦で
C・シーパース(南アフリカ)を6-2, 1-6, 7-6 (7-5)で下した
C・マーケイル(アメリカ)と対戦する。
アザレンカは今年の全豪オープンで左足を痛め、ウィンブルドン1回戦で右ひざを痛め、8月に行われたW&Sオープン女子を欠場し全米オープンに出場したため欠場明けの試合となった。そのためいつもより体が引き締まっておらず、序盤にエラーやダブルフォルトが目立った。
今季は怪我に悩まされたアザレンカだが同大会、2年連続で準優勝を果たしており、相性の良い大会としている。
万全の状態ではなかったが元世界ランク1位のアザレンカを相手に逆転を許すも土居美咲は第1セットを先取する、大健闘を見せた。
また、日本勢で勝ち進んでいるのは第31シードの
奈良くるみ(日本)のみとなり、
クルム伊達公子(日本)は第19シードの
V・ウィリアムズ(アメリカ)に破れ1回戦敗退している。
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