男子テニスツアーのシティ・オープン男子(アメリカ/ワシントンDC、ハード)は1日、シングルス準々決勝が行われ、第4シードの
錦織圭(日本)が第6シードの
R・ガスケ(フランス)に1-6, 4-6のストレートで敗れ、大会初のベスト4進出を逃した。
両者は過去に4度対戦しており、今回が5度目の顔合わせとなった。対戦成績は0勝5敗と錦織はガスケに全敗となった。
この試合、錦織はファーストサービスが入った時に獲得するポイントが64パーセントとし、ガスケに3度のブレークを許して59分で敗れた。
第1セットはガスケに2度のブレークを許した。また、ガスケのバックハンドに圧倒され、ゲームカウント1-6で先取された。
第2セット、錦織はサービスの調子を上げてドロップショットや厳しいコースにバックハンドウィナーを放った。最終ゲームとなった第10ゲームで錦織は、この試合初めてのブレークチャンスを迎えるも、ものに出来ず第2セットをゲームカウント4-6で落としてガスケに敗れた。
また錦織は試合中、時折右の足首を気にするしぐさを見せ、万全ではない状態で健闘するも、勝利とはならなかった。
過去同大会で錦織は、昨年の
M・バグダティス(キプロス)に敗れて3回戦敗退が最高成績となっていたが、今大会3回戦で
L・ラコ(スロバキア)に勝利して大会初のベスト8進出を決めた。しかし、大会初の4強入りを狙うも、ガスケに敗れて準決勝進出とはならなかった。
《錦織ベスト8の記事はこちら》また、今回錦織がガスケに勝利していた場合、大会後に発表される世界ランキングではトップ10に返り咲きとなっていた。
一方、錦織に5連勝している現在世界ランク14位のガスケは、2007年7月に自己最高位となる7位に浮上している。今季はまだタイトルを獲得していないが、キャリア通算10勝をあげている。今大会1回戦はシードのため免除、2回戦は
D・セラ(イスラエル)、3回戦は
T・スミチェク(アメリカ)をそれぞれストレートで下しての勝ち上がりとなった。
今回、大会初のベスト4進出となったガスケは、準決勝で第10シードの
S・ヒラルド(コロンビア)と第13シードの
V・ポスピシル(カナダ)の勝者と対戦する。
錦織とガスケの過去の対戦成績は以下の通り。
<2013年>
・BNPパリバ・マスターズ3回戦 錦織圭 3-6, 2-6 R・ガスケ
<2013年>
・ロジャーズ・カップ男子3回戦 錦織圭 6-1, 3-6, 3-6 R・ガスケ
<2010年>
・AEGON選手権1回戦 錦織圭 3-6, 3-6 R・ガスケ
<2008年>
・楽天ジャパン・オープン2回戦 錦織圭 1-6, 2-6 R・ガスケ
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