tennis365.netが週刊少年マガジンで連載中のテニス漫画「ベイビーステップ」と、スペイン・バルセロナ近郊の
サバデルテニスクラブとで共同開催する~Road To Spain チャレンジカップ~の関西大会が19日、大阪体育大学で開催された。
関西大学対決となった決勝戦は、1年生の
竹元佑亮(日本)が3年生の池川浩史を8-2で下して関西大会の王者に輝き、スペインのサバデルテニスクラブで開催されるITFフューチャーズ大会(賞金総額1万ドル)本戦出場の主催者推薦枠と同クラブへの短期テニス留学の権利を手にした。
32ドロー、8ゲームスマッチで開催された関西大会を勝ち抜いたベスト4はいずれも関西大学勢で、準決勝では竹元佑亮が矢多弘樹に8-5で、池川浩史が加藤隆聖に9-8(7-2)で勝利し決勝へ進出していた。
決勝に勝ち上がった竹元と池川は、ともに強豪校の相生学院高校(兵庫)出身で団体戦全国優勝の経験を持つ実力者。
両者にとってこの日5試合目となった決勝戦は、序盤から激しいストローク戦が繰り広げられるが、サーブに苦しむ池川から竹元が3度のブレークに成功。自身のサービスゲームでは1度もブレークを許さずに優勝をおさめた。
▼決勝戦の詳細データ
優勝後に竹元は、「優勝できて本当にうれしい。この大会で優勝するために数日間調整を行ってきたので本当に良かった。決勝は先輩との対決だったが、自分の満足いくプレーが出来た。フューチャーズ大会にはまだ出場したことが無いので出場することは目標だったが、スペインのフューチャーズではそこで勝つことを目標にして、これからの期間でしっかり調整して絶対に勝てるようにしたい。この大会から初めてスペインへ行く者として、今後につながるような行動をとって成績を残したい。」とコメントした。
▼表彰式
竹元は、6月に開催された関東大会を制した立教大学1年の
高畠寛(日本)とともに9月にスペインへ渡り、ITFフューチャーズ大会のサバデルオープンへ出場する予定となっており、本戦1回戦で勝利をすると世界ランキングの対象となるATPポイントを獲得することができる。
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