テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は29日、男子シングルス2回戦が行われ、第1シードの
R・ナダル(スペイン)はD・ティエムに6-2, 6-2, 6-3のストレートで下し、万全な形で3回戦進出を果たした。
この試合、ナダルはファーストサービスが入った時67パーセントの確率でポイントを獲得し、ティエムから7度のブレークに成功し2時間5分で勝利した。
ティエムは現在20歳で世界ランク57位の新人で今回の全仏オープンが初めての四大大会本戦出場となる。
先日のムチュア・マドリッド・オープン2回戦で世界ランク3位の
S・ワウリンカ(スイス)をフルセットの末に下す金星を上げている。
≪ティエムがワウリンカに勝利した記事はこちら≫挑むティエムを王者ナダルは跳ね除け、ポイントを重ねることが出来ないティエムは焦りからラリーを繋げる前に決めようとしてミスを犯してしまうという展開だった。この試合ナダルのウィナー16度、エラー19度に対し、ティエムはウィナーが27度、エラーが41度という結果に終わった。
今回はナダルに完敗のティエムだが、
錦織圭(日本)や
M・ラオニチ(カナダ)、
G・ディミトロフ(ブルガリア)らより若い世代で活躍するであろう注目選手。
また、勝利したナダルは3回戦で
T・ガバシュビリ(ロシア)を6-2, 4-6, 6-4, 6-4で勝利した
L・マイェール(アルゼンチン)と対戦する。
ナダルは初出場の2005年から10年連続3回戦進出としている。
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