男子テニスツアーのマスターズ大会であるムチュア・マドリッド・オープン男子(スペイン/マドリッド、レッドクレー)が4日から11日にかけて開催される。2日にドローが発表され、前回優勝者で今季クレーシーズン未だ勝利の無い
R・ナダル(スペイン)は第1シードとして出場する事が決まった。
今大会は上位8シードまでが1回戦を免除されており、ナダルは2回戦から出場となる。
ナダルの初戦の相手は
J・メルツァー(オーストリア)と
J・モナコ(アルゼンチン)の勝者と対戦する。
上位シード選手が順当に勝ち進んだ場合、3回戦は第14シードの
T・ハース(ドイツ)と対戦となる。ナダルとハースは過去に5度対戦しておりナダルが全勝している。
準々決勝は第6シードのT・ベルディフと対戦を予定しており、ベルディフとは17勝3敗と勝ち越しておりナダルが現在16連勝中。
※今年のソニー・オープン男子でのベルディフの棄権は数に入っていない。
準決勝で第5シードの
D・フェレール(スペイン)と対戦予定となっており、フェレールとは21勝6敗とナダルが大きく勝ち越しているが、先日のモンテカルロ・マスターズではストレートで敗れ9度目の優勝を逃した。
《ナダルがフェレールに敗れ準々決勝敗退<モンテカルロ・マスターズ>》決勝では第2シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)との対戦の可能性があり、ジョコビッチとは22勝18敗と勝ち越している。
最近のクレーでの対戦は昨年のモンテカルロ・マスターズではジョコビッチがナダルを破り、9連覇という大記録を阻み、ジョコビッチが大会初優勝を果たしている。全仏オープン準決勝では生涯グランドスラムを狙うジョコビッチをフルセットの末に下し4年連続8度目の優勝を果たしている。
また直近の対戦ではジョコビッチが3連勝している。
ジョコビッチは昨年のムチュア・マドリッド・オープンで初戦敗退をしており今回は勝ち上がるだけポイントが上がる。そして昨年、優勝しているナダルが3回戦より前のラウンドで敗退してしまい、ジョコビッチが優勝した場合、ナダルがランキングを下げ、ジョコビッチが1位に返り咲く。
《王者ナダル、陥落の可能性<ムチュア・マドリッド・オープン男子>》モンテカルロ・マスターズではフェレールに敗れ、バルセロナ・オープン・サバデルでは
N・アルマグロ(スペイン)に敗れいずれもベスト8としており、クレーでの勝率を9割以上としているナダルが今季クレーで優勝をしていない事に違和感すら覚える中、ぜひとも全仏オープンまでに優勝し、今年もクレーキングとして活躍してもらいたい。
またナダルは2日、同大会のチャリティーイベントに参加。
A・マレー(英国)やC・モーヤ、
S・ウィリアムズ(アメリカ)、サッカースペイン代表のイケル・カシ―ジャスらとテニスやサッカー、バレーボールを行った。
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