テニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)は26日、男子シングルス決勝戦が行われ、第8シードの
S・ワウリンカ(スイス)が第1シードで世界ランク1位の
R・ナダル(スペイン)を6-3, 6-2, 3-6, 6-3で下し、四大大会初優勝を飾った。また、今回の優勝によりワウリンカは、大会後に発表される世界ランキングで
R・フェデラー(スイス)を抜きスイス勢トップ、さらに自己最高の3位に浮上する事が確定した。
28歳のワウリンカは今回の優勝で、キャリア通算6度目の優勝となった。
決勝戦、試合序盤から王者ナダルを圧倒したワウリンカは第1セットを先取する。しかし、第2セットの第3ゲームで腰の痛みにより精彩を欠いたプレーのナダルに対して一時リズムを崩してしまうも、集中力を切らさずに初のビッグタイトルを獲得した。
試合後、ワウリンカはナダルに「ラファ(ナダル)は昨年世界ランク1位に返り咲き、素晴らしい実績を残している。今後、また素晴らしいプレーを披露すると思う。」と、話した。
ワウリンカは準々決勝で、第2シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)を下し、ジョコビッチのオープン化以降史上初となる4連覇を阻止していた。
第1・2シードの選手に勝利してグランドスラム初優勝したワウリンカは、「とても嬉しい。夢が叶った。本当に嬉しい。」と、喜びのコメント。
「僕にとって史上最高のグランドスラムとなった。またここに戻ってきたいと思う。皆さんの前でプレー出来て嬉しい。」
昨年の全豪オープンでは4回戦でジョコビッチに6-1,7-5,4-6, 7-6 (7-5), 10-12の大激闘の末に敗れていた。
「昨年は酷い試合をしてしまった。あれから1年経って、このように優勝出来た。夢を見ているのかわからない。」
(コメントはWOWOWから抜粋)■関連記事■
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