男子テニスツアーのカタール・エクソンモービル・オープン（カタール/ドーハ、ハード）は３０日、シングルス１回戦が行われ、第４シードのＴ・ベルディフ（チェコ共和国）はＩ・カルロビッチ（クロアチア）に6-7 (7-9), 6-7 (4-7)の接戦の末に敗れる波乱に見舞われた。
この試合は両者サービスキープを続ける中、いずれもセットもタイブレークを制したのはカルロビッチだった。
現在世界ランク７８位のカルロビッチだが、２００８年８月には自己最高位の１４位を記録。２０１３年の春には髄膜炎を患い、２カ月のツアー離脱を余儀なくされるなどランキングを落としていた。
２１０ｃｍの長身から繰り出すサービスが武器のカルロビッチは、この日の試合でも２４本のサービスエースを叩き出し、４９本のウィナーを記録するなど、格上のベルディフを下す波乱を演出した。
第１セットのタイブレークでは１度セットポイントをベルディフに握られたが、逆転の末にこのセットを先取。第２セットでは１度もブレークポイントをベルディフに与えないカルロビッチは勝利をものにした。
これに対し、ベルディフは８本のサービスエースと２８本のウィナーにとどまるなど、１時間４６分のストレートで敗れ、早くも大会を去る結果となってしまった。この日の敗戦でベルディフは、カルロビッチとの対戦成績を２勝４敗とした。
世界ランク７位のベルディフは２０１３年のシーズンで、トップ１０選手中１度もタイトル獲得がなかった唯一の選手だった。
カルロビッチは準々決勝進出をかけて、Ｉ・ドディグ（クロアチア）と予選を勝ち上がったＤ・ブラウン（ジャマイカ）の勝者と２回戦で対戦する。
この日行われた試合結果は以下の通り。
●Ｓ・ヒラルド（コロンビア） vs. ○Ｇ・モンフィス（フランス）, 6-7, 2-6
●Ｔ・ベルディフ(4) vs. ○Ｉ・カルロビッチ, 6-7 (6-8), 6-7 (4-7)
●Ｄ・ヒメノ=トラベール（スペイン） vs. ○Ｌ・クボット（ポーランド）, 4-6, 3-6
○Ｆ・ベルダスコ（スペイン）(8) vs. ●Ｆ・ボランドリ（イタリア）, 6-3, 6-3
●Ｊ・ソウサ（ポルトガル） vs. ○Ｖ・ハネスク（ルーマニア）, 3-6, 2-6
●Ｍ・ジャジーリ（チュニジア） vs. ○Ｔ・カムケ（ドイツ）, 3-6, 4-6
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（2013年12月31日13時52分）
坂詰姫野 逆転勝ちで4強 
