HOME → ニュースTOP → 今日のニュース(一覧) → 今日のニュース(詳細) |
|
男子テニスで今シーズンを世界ランク6位で終了させたR・フェデラー(スイス)が、来年の全豪オープン前の2014年1月8日に『ナイト・ウィズ・ロジャー・フェデラー&フレンズ』と称するエキシビションに出場する事を明かした。
そのエキシビションは、これまで4度の全豪オープンの優勝を含む史上最多17度のグランドスラム優勝を誇るフェデラーが、2008年の全豪オープン準優勝者で世界ランク10位のJW・ツォンガ(フランス)とロッド・レーバー・アリーナで行うもの。
「エキシビションは『ナイト・ウィズ・ロジャー・フェデラー&フレンズ』と呼ばれるイベント。皆さんも一緒に楽しめるイベントだから、是非参加してもらいたい。」とフェデラーは、そのエキシビションを紹介していた。
「素晴らしい出し物や催し物、音楽にライトを使ったショー、そしてテニスの試合も予定している。それはツォンガとのエキシビション・マッチ。これまでも観客の皆さんに喜んでもらえるようなエキシビションをたくさんやってきた。良いテニスをお見せ出来ると思うし、全豪オープンへ向けての最高の準備になるとも思う。」
「全豪オープンで初めて優勝してから、10年という祝いの年だし、同時に“ロジャー・フェデラー基金”の立ち上げからも10年の区切りの年でもある。オーストラリア・テニス協会に、何か楽しめて、これまでとはちょっと違うようなものが出来たらと話をした。だからこそ、色々な人に来てもらいたいと願っている。」
「全てのチケットが売り切れるようなイベントにしたいし、このイベントをサポートしている自分の基金の知名度を上げて、基金も増やしながら、楽しい時間を過ごせたらと思っている。それがイベントの背景にあるし、その全てが実現する。ロッド・レーバー・アリーナに足を踏み入れて、イベントを行うその日を楽しみにしている。」
「明らかにこの基金は自分にとって、とても個人的なもの。12月23日で立ち上げから10周年になる。もう10年も経つなんて信じられないし、特に南アフリカの子供達に質の高い教育を提供して、5万人を超える子供達の手助けになっている事も信じ難い。」
「今後も自分の基金には高い目標を持っている。2018年までに100万人の子供達の助けになりたいし、それを楽しみにもしている。そして、将来は出来る限り子供達に質の高い教育を受けさせてあげたいと願っている。」
「母が南アフリカ出身という事もあって、その地の貧困にも子供の頃から実感していた。同時に素晴らしいアスリート達が、そのような人々に多くの影響力のある活動をしてきている事も見てきた。」
「幸いにも若い頃にテニス選手として成功を収められたから、早い時期からこのようなチャリティを始めたいとも思っていた。あれはA・アガシ(アメリカ)の言葉だったと記憶しているけど“もっと早く始められたら良かった”という言葉が記憶に残っている。」
「だから、自分は早い時期に始めたいと言っていたし、学びたいとも言っていた。そして、それは自分にとってとても大切な事だし、それがこれからの将来にずっと自分のためになる事だと思うから。」
そう語るフェデラーは、基金での功績も世界で認められている事も事実。今回のエキシビションへのフェデラーの思いは、計り知れない。
■関連記事■
《フェデラー「気持ちを持っている限り、戦い続ける」》
《フェデラー「自分の判断ミス」》
《元世界4位ヘンマン、フェデラー引退説「馬鹿げている」》
《フェデラーがデル=ポトロ撃破、5年連続の決勝トーナメントへ<ATPワールドツアー・ファイナル>》
《フェデラー「別々の道を歩む事に決めた」》
■関連動画■
《「ベビー・フェデラー」と呼ばれる22歳ディミトロフが念願の初優勝!ATP男子ツアーマガジン Vol.194》
《フェデラーが不調に陥った原因を明かす!ATP男子ツアーマガジン Vol.193》
《トップ10入り目指す錦織特集!世界が驚く活躍に迫る!ATP男子ツアーマガジン Vol.192》
《ジョコビッチが史上9人目の偉業を達成!ATP男子ツアーマガジン Vol.190》
(翻訳・記事/弓削忠則)
© 2011 Fubic Corporation. All Rights Reserved.