今月3日に本戦が開幕した国内テニスツアーのニッケ全日本テニス選手権(東京/有明コロシアム、ハード)は9日、男子シングルス準決勝が行われ、18歳の
西岡良仁(日本)が第4シードの
守屋宏紀(日本)を6-3, 3-6, 6-2のフルセットで、第3シードの
伊藤竜馬(日本)が
田川翔太(日本)を7-5, 6-3で下し、決勝進出を決めた。
現在アメリカを拠点に活動している西岡は全日本テニス選手権への出場は今回が初めて。
ノーシードながら2回戦で第8シードの
片山翔(日本)を6-4, 6-7(4-7), 6-2のフルセットで破ると、準々決勝では第2シードで昨年覇者の
杉田祐一(日本)を6-4, 6-2で下して勝ち上がり、準決勝では一昨年の覇者である守屋を撃破して決勝への切符を手にした。
続く準決勝第2試合では、一昨年は守屋に、昨年は杉田に決勝で敗れて2年連続準優勝の伊藤が、今大会限りでの現役引退を表明している田川をストレートで退け、念願の初優勝に向けて3年連続で決勝の舞台に勝ち進んだ。
早稲田大学4年生の田川は今年の全日本学生テニス選手権(通称:インカレ)で、史上3人目となる3連覇の偉業を達成。
シングルスはこの準決勝が見納めとなったが、
今西美晴(日本)と組むミックスダブルスで10日に行われる決勝へ勝ち残っており、この試合がラストマッチとなる。
大会最終日の10日は男子シングルス、男女ダブルス、ミックスダブルスの4種目の決勝が行われる。
第88回を迎えた今大会の賞金総額は2,656万円で、男女シングルスの優勝賞金は昨年から倍増となる400万円となっている。